2017年9月20日水曜日

パナソニックKWN Global Summit 2017 その2

その1からの続きです
8月3日は、子どもたちをプライマリー(小学生)とセカンダリー(中学生以上)に分け、その中で6~8人程度のグループに分かれてグループワークを行いました。前日同様、各グループには留学生がグループリーダーや通訳サポートとして補助に入りました。

●母国や地域の良いところを写真で紹介

様々な写真で母国の良いところをグループメンバーに紹介しています
まずは全体共通で、各国の学校ごとに、母国や地域の良いところを紹介する写真をグループ内でメンバーに見せながら説明しました。家の近くの街並みや普段通っている学校、食事や伝統文化など、様々な特色を捉えた写真がたくさんありました。子どもたちは、初めて見る景色などに興味津々で見入って、お互いに質問などをしていました。

●フィールドトリップを写真で紹介

また、前日の午後に東京の街中をフィールドトリップした際に取った写真をグループ内で共有しました。

そこから、学校ごとに興味深い(面白い)と思った写真を5枚程度選び、どうしてそれを選んだのかなど、フィールドトリップの気付きや感想を共有し合いました。

●これからの地球に残したいものは?

次に、プライマリーの各グループは、「これからの地球に残したいものとは何か?」をテーマに、コラージュを作成するグループワークを行いました。

これからの理想の地球を考えるにあたって、食べ物や家族、友だち、学校、自然、工場、コンピューター、お金、武器、スポーツ、遊園地など、50枚の絵カードを「絶対必要」「あったら良いな」「必要ない」に分類していき、グループで地球に残したいものを20枚選びます。

20枚に絞り込むのはなかなか難しい作業で、留学生のグループリーダーがグループメンバーの意見を聞いて取りまとめながら、一枚ずつ吟味して絞り込んでいきます。そして、選んだ20枚を大きな世界地図に貼っていきます。

どのように世界地図に貼っていくのかを話し合いながら、みんなの合意のもと、わきあいあいと進めている姿が印象的でした。各国の写真や前日のフィールドトリップの写真も使いながら、グループごとに理想の地球社会が出来上がっていました。

実現したい社会とそのためにできることは?



セカンダリーの各グループは、「実現したい社会とそのためにできること」を考えるグループワークを行いました。未来社会に向けて何ができるかを話し合いました。

グループごとに、グループリーダーや語学サポートとして留学生たちが入り、グループワークを進め、子供たちの意見を取りまとめていきます。グループによっては、学校ごとに紹介しあった各国の写真や前日のフィールドトリップで得た気付きを盛り込んで考えたりするグループもありました。翌日に発表に備え、最終的に提言という形で一枚のワークシートにまとめ上げ、合意文書にグループのメンバーがサインしました。

完成したものがこちら!
世界各国の子どもたちが集まる中で、言語の壁やコミュニケーションの難しさを感じる場面も多々ありましたが、お互いを理解し合おうとしたり、アクティブラーニングを通じて積極的にワークショップに関わっていこうとする姿がとても印象的でした。今回の経験を経て、子どもたちが世界中で活躍していくこれからが楽しみです!
(報告:岩岡)

2017年9月15日金曜日

パナソニックKWN Global Summit 2017 その1

こんにちは!ボランティアの岩岡です。

8月1日(火)~5日(土)の5日間、有明のパナソニックセンター東京で、パナソニック株式会社が主催する「KWN GLOBAL SUMMIT 2017」が開催されました。世界18カ国26校の子どもたち52名を日本に招き、よりよい世界を創るため「未来社会への提言」を考えることを目的としたイベントです。

DEARはこのうち、8月2日(水)~3日(木)の2日間にワークショップ「世界がもし100人の村だったら」とこれからの地球や社会を考えるグループワークでこのイベントで連携しました。DEAR事務局の中村、伊藤、DEAR評議員の近藤、DEARボランティア・インターンの高階、岩岡の5名で実施しました。

8月2日は、アクティブラーニングの一環として「世界がもし100人の村だったら」のワークショップで連携しました。今回のワークショップは基本的に英語を使用しましたが、子どもたちの年齢が8歳~18歳と幅広く、英語を話さない子どももいたため、母国語との通訳サポートとして日本に留学している留学生たちが補助に入りました。

●アイスブレイク

ワークショップを始める前にアイスブレイクを2つ行いました。1つは、出来るだけ多くの人に自己紹介をして、名刺を交換するもの。もう1つは、誕生月や好きな色といったテーマでプラカードが掲げられ、自分に当てはまるところに移動し参加者同士の共通点を探すというゲーム。子どもたちは、最初は緊張した面持ちでしたが、アイスブレイクを通じて少しずつ打ち解けていき、笑顔で話す姿が見られました。

みんなで一斉に名刺交換をしました
●世界の言語で「こんにちは!」

その後、一人ひとりに役割カードが配られ、ワークショップが始まります。

まずは、役割カードの1番目に書かれているサインごとに5つのグループ分かれて、それぞれのグループがどの言語を話すグループなのかを答えてもらいました。最も話されている言語が中国語というのはすぐに出てきましたが、2番目のスペイン語と3番目の英語については、どちらがより多く話されているか迷う意見がありました。1番目の中国語から4番目のアラビア語までそれぞれの言語で挨拶「こんにちは!」を言った後に、周りの人たちと小さいグループになり、自分の国ではいくつの言語が話されているかを考えました。

各地の言語で「こんにちは!」
●みんなが住んでいる地域は?CO2排出量は?

次に、会場の真ん中にロープで6つの大陸(アジア、オセアニア、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ)をつくり、役割カードの2番目に記された色ごとに6つの大陸に分かれてもらいました。全体の人数の約6割がアジアに集まり、アジアにはたくさんの人口が集中していることが一目瞭然でした。また、大陸ごとに二酸化炭素の排出量を示す紙を配り、大陸ごとに掲げてもらいました。

●世界の富はどこにどのくらいある…?

そして、今度は役割カードの3番目に書かれているローマ字ごとに5つのグループに分かれて、経済的に豊かな順番に並んでいることを伝えました。

一枚のクッキーを一人分の所得と考え、52枚のクッキーを用意し、それぞれのグループに何枚のクッキーが配られると思うかグループごとに考えてもらいました。すると、最も裕福なグループから順に、31枚、9枚、10枚、5枚、1枚と推測し、合計すると52枚を4枚も上回る56枚という結果に。しかも、3番目に裕福なグループの方が2番目に裕福なグループより多い枚数を予想しました!

実際にクッキーが各グループに配布されて枚数を確認して見ると、最も裕福なグループから順に、38枚、8枚、3枚、2枚、1枚という結果になりました。

クッキーをどう分け合うか真剣に話し合いました
各グループで、クッキーをどう分けるか決めてね」とスタッフが伝えると、グループごとに与えられたクッキーをどう分けるか話しあい始めました。最初はグループごとにどう分けるか話し合っていましたが、次第に裕福なグループから貧しいグループへクッキーを渡しに行く姿が見えました。

グループでどういう風に話しあったか聞いてみると、一番裕福なグループは1人3枚ずつ配ってもまだ8枚余りがあり、「多すぎて、食べきれない!」という意見が出たので、残った8枚を3枚と5枚に分けて、貧しいグループ2つに分けたようです。

また、2番目に裕福なグループは7枚のクッキーを半分に割って分けて食べ、残った1枚を1番貧しいグループに分けました。1番貧しいグループは裕福なグループからの提供を受けて、クッキーの枚数が当初の1枚から7枚に増え、一番年齢が低い子どもたちから順番に配っていきました。

3枚配られた中間層のグループは、クッキーを分けずにひたすらみんなで話し合っていました。グループごとではなく、会場全体のみんなでどう分け合うか話しあいたかったという意見もありました。

拡大しつつある富の格差
●ふりかえり

最後に、今日のワークショップを通じて感じた気持ちとその理由をワークシートに記入してもらい、周りの人と共有しました。「なんとかしたい」「おもしろい」「驚いた」「心配だ」といった気持ちが多く選ばれていました。また、「もっとたくさんの人にこの問題について知ってもらうべきだ」という意見や「少ない人数では世界を変えるのは難しい。世界レベルで解決すべき、とても大きな問題だ」といった意見もありました。

翌8月3日のプログラムについては、また次回ご報告します。
(報告:岩岡)

2017年8月28日月曜日

2年目の「学びあいフォーラム」フェーズ2を開催

こんにちは。
ここ3週間はボランティアからインターンに変身しています、高階(たかしな)です。

7月22日(土)、「持続可能な社会・地域づくりのための学びあいフォーラム」(以下:学びあいフォーラム)のフェーズ2を富坂キリスト教センター1号館で開催しました。
フェーズ1の様子はこちら


今年度はパートナー団体として、大牟田市社会福祉協議会、とよなかESDネットワーク、にいがたNGOネットワーク国際教育研究会、八王子市民のがっこう「まなび・つなぐ広場」、IVYyouthの5団体が参加しています。



まずは前回フェーズ1のふりかえりからはじめます。一番印象的だったことや、気持ちがクリアになったこと、しっくりこないことなどを思い出して発表しました。

参加者からは‥
  • 自分たちの行っている活動を、他の地域の人から評価してもらえたことで、より自分たちの活動が明確になった。
  • 豊かさと開発のワークショップを通して、それぞれの立場、地域によって選ぶ豊かさの基準が違うので、地域によって考え方が違うということに気づいた。
  • ほかの団体から活動の目的がわかりづらいといわれて、自分の中ではっきりしているつもりだったけど、実は明確ではなかったんだなというショックと気づきがあった
‥などの声が。普段会っている仲間とは違う、他地域からの参加者の声で新たな気づきが生まれたようでした。

次に、各団体が取り組んできた「宿題」発表です。フェーズ1からフェーズ2までの間、各団体が考えたビッグビジョン(どのような社会や人の状態を目指しているか)、ミッション目指す状態(誰が/何が○○な状態)を共有します。


きっとみなさんも団体で活動していると「この活動はそもそもなんではじめたんだっけ?」「なんのためにやっているんだっけ?」と思った経験が少なからずあると思います。団体としての大きなビジョンを再認識することで、これからの活動の位置づけを再認識、そして活動を行う「地域」とのかかわり方を再考していくというねらいがあります。

お昼ご飯は八王子市民のがっこう「まなび・つなぐ広場」の大野さんがおいしいランチを提供してくれました。(本当においしかった!)


午後は各団体の活動計画のさらなる具体化と、その活動を評価するための指標づくりをおこないました。例えば「魅力的な街にする」といった場合、なにをもって「魅力的」とするのか。訪問者の数の増加、取り組みに賛同する個人、商店、団体の増加など、抽象的な「魅力的」も具体例におとすことで評価指標に早変わりします。



今後はこれまでに考えた活動計画に基づき、実際に行動を実施(フェーズ3)、ふりかえりと共有(フェーズ4)を行っていきます。各団体の今後に注目です。
(報告:高階)

2017年8月24日木曜日

区立中学校1年生の3クラスで「世界がもし100人の村だったら」

こんにちは!ボランティアの岩岡です。

7月8日(土)、杉並区立荻窪中学校の1年生を対象に、ワークショップ「世界がもし100人の村だったら」を行いました。これは、東京都教育委員会主催の「オリンピック・パラリンピック教育推進のための『教育支援プログラム』」の講師派遣の一環です。3クラスで同時進行ということで、DEAR事務局の伊藤、中村、八木、DEARボランティア・インターンの岩岡、関原、山本、の6名で実施しました。

利用した教材はコレ!
荻窪中学校は、JR西荻窪駅から徒歩15分のところにあり、周りは閑静な住宅街や自然豊かな公園に囲まれています。隣接した井萩小学校では、水鉄砲を楽しむ子どもたちがたくさんいて、とても賑やかな雰囲気でした。

今回ワークショップを行うのは、1年生の3クラスで、1クラスにつき約30名が在籍し、女の子の方が男の子よりも少し人数が多めとのこと。実際にクラスに入ってみると、とにかく明るく元気な生徒が多く、積極的にワークショップに参加してくれました。

▼アイスブレイク

まず最初にアイスブレイクで世界の人口に関するクイズを行いました。「世界の人口はどのくらい?」という問いかけに対し、ぱっと「72億!」と答えられる生徒がいて、スタッフもびっくり。また、世界の人々が暮らす風景の写真を1人1枚ずつ配り、日本と似ているところや違うところを見つけて、発表してもらいました。

写真を見比べて、感想を共有しています。
ここから、100人村のワークショップが始まります。配布した写真の裏に、役割カードが入っており、1人1人がその役割になりきって参加します。

▼世界の言葉で「こんにちは」

まずは、役割カードに書かれている挨拶を声に出しながら、同じ挨拶の言葉を話す人とグループになります。事前の予想で、一番多く話されている言語は、英語や中国語、アラビア語などが挙げられていましたが、実際にグループになってみると、1番多い中国語に続き、2番目に多いのがスペイン語だったのが意外だった様子。スペイン語を話している人はヨーロッパ大陸の人かと思いきや、実際には南アメリカ大陸(中南米)の人が圧倒的に多く、ここで植民地主義の歴史や影響について少し説明をしました。

▼大陸ごとに分かれてみよう!

次に、円になったロープを床に置いて、5つの大陸(ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、アジア)に分かれてもらいました。他の大陸と比べて、アジアがロープに入りきらないくらい人が集まっており、この人口の差についてみんなで考えました。特に人口が多いアジアのメリットとしては、「人が多くて楽しい」「街が栄える」と言った意見が出た一方、デメリットとしては「仕事がなくなってしまう」「食糧不足になる」「環境汚染が進む」といった意見が挙げられました。

アジアの人たち(写真左側)が多すぎて、ロープから溢れています!
▼文字が読めないということ

そして、スタッフがそっとある紙をみんなに見せます。役割カードを見て気付いた生徒が「分かった!」と言って座り始め、他の生徒は全く理解できず立ち尽くしてしまいます。実は、紙にはネパール語で「座ってください」と書かれており、この文字を読めなかった人たちは字が読めない人なのです。それを知った生徒からは、「なんだか寂しい」「学校に行きたい」といった声が出てきました。

▼所得が多いのは誰?

その後、役割カードに書かれた記号ごとに5つのグループに分かれてもらい、どういったグループで分かれたのかみんなで推測しました。スタッフが、富の量(お金持ちかどうか)で分かれたことを説明し、今回はお金の代わりにクラス人数分のクッキーをグループごとに配布することを説明すると、みんな目の色が変わります。27人のクラスには27枚のクッキーを配るわけですが、自分のグループに何枚配られるか予想してみると、最も裕福なグループから順に、15枚、10枚、4枚、3枚、1枚と推測し、合計すると27枚を6枚も上回る33枚という結果に。

実際にクッキーが各グループに配布されて枚数を確認してみると、最も裕福なグループから順に、20枚、4枚、1.5枚、1枚、0.5枚となりました。最も裕福なグループ以外は予想よりもだいぶ少ない枚数が配られたことに、貧しいグループからは「ずるーい」「少しちょうだい」といった声が出てきました。

裕福なグループにクッキーを分けてもらえないか交渉中
どうやって食べるかは、みんなで決めてね」とスタッフが伝えると、少ないクッキーを割って分け合うグループや、クッキーが少なすぎて分け合えず途方に暮れるグループ、一方で「こんなにたくさん食べられないよ」と言いながらたくさんのクッキーを分け合うグループが出て、教室は混乱状態に。

しばらくすると、裕福なグループのもとに貧しいグループの人たちが集まって、クッキーを分けてもらえるよう交渉し始める姿がありました。裕福なグループの人の中には、クッキーを渡すのを躊躇して抱え込んでいる人もいれば、積極的に貧しいグループへ分け合う人もいました。

少し落ち着いたところで「何が起こった?」とみんなに聞いてみると、「戦争だ!」「奪い合い!」「交渉した!」「寄付!」といった声が次々上がり、では、どうしたら暴力なしで解決できたかをみんなで考えました。「クッキーだけではなく、別のものを物々交換する」「不公平が無いようにみんなで話し合う」などといったアイディアが出てきました。また、クッキーを食べ終えた後の裕福なグループからクッキーの袋と箱のゴミが出てきたことを指摘し、富がたくさんあるところでは、環境汚染やフードロスといった問題があることも説明しました。

後で聞いた話ですが、他のクラスでは、クッキーをたくさん持っているグループに対して「税金を払って!」「脱税しないで!」と要求があったそうです。富裕層がタックス・ヘイブンなどを利用して税金逃れをしていることを知っている生徒もいるようでした。

▼ふりかえり

最後に、「世界がもし100人の村だったら」のメッセージを読み聴かせました。それを聴いた後に、生徒たちには今日のワークショップを体験して感じたことを「わたしの気持ち」シートに記入してもらい、周りの人と共有しました。

ワークショップ終了後の生徒の気持ちとしては、「なんとかしたい」「もっと知りたい」
「複雑」「かわいそう」といった気持ちが数多く上がっていました。また、以下のような感想もありました。

  • きれいな水を飲めたり住める家があるのは、当たり前だと思っていたが、世界にはそれが当たり前ではない人もいると知って驚いた。
  • 貧しいグループにいてクッキーが0.5枚しかもらえず他のグループが羨ましかったけれど、これが世界で起きていることだから、私たちができることを見つけていきたい。
  • 27人の村にしたら、言葉が話せるか、富の格差など、いろんな問題があることがよく分かり、何とかしたいという気持ちになった。
  • 今後もっとひどいことになってしまわないか心配に感じた。世の中でどんなことが起きているのか、もっと知りたいと思った。

100人村のワークショップは、参加者が必ず一人一役を与えられて参加するので、それぞれの役の立場から世界を見て、真剣に考えたり意見を言ったりする姿がとても印象的でした。生徒たちが今回のワークショップで得た体験や気づきが、どこかで役に立つことを願っています。
(報告:岩岡)

2017年8月17日木曜日

3か月間のインターンシップをふりかえって

こんにちは!5月から8月の3ヶ月間、週3日でインターンをしていた山本絵理です。

今年の1月から12月にかけてアメリカのインディアナ州の大学で交換留学をしているのですが、その3か月が夏休みに入ってしまいました。そこで、「教育と国際協力を兼ね備えた何かをしたい!」という思いを叶えるべく、日本に戻ることを決めました。DEARのインターンのために帰国したと言っても過言ではありません!!!なぜDEARを選んだのか、そして、私が何をしていたのかなどをご紹介します。

山本さん、ありがとうございました!
1)なぜDEARでインターンをしたのか

まず、DEARを選んだ理由ですが、私の大学のゼミでDEARに関わっている人が多く、実体験を聞くことが多かったからです。ゼミの先生(湯本浩之先生)は副代表、先輩もボランティアとして現在も活動しています。また、去年の全研に参加して「参加者、発表者、主催者の行動力がすごいなぁ」と感じたことも理由の1つです。

何よりDEARに関わっている方は、様々な経験をされていて話しがいがあり、自分の就職活動、私生活に良い影響を与えてくれました。私のように、夏休みに刺激的な環境でボランティア・インターンをやってみたいなぁという学生にオススメします!

2)DEARで何をしていたのか

いろんな事をしましたねぇ。全部挙げるとたくさんありすぎてキリがないです(笑) 。イベントへの参加、発送作業、DEARが主催する全国研究集会(全研)の準備、ブログ書き、新教材の下調べ、DEAR運営会議参加、議事録、講師派遣、全研PV作成などなど。



その中で私が主に手伝っていたのは全研の準備で、アルバイトでも経験できないような事ばかりでした。特に、後援名義申請や書籍販売のために電話をかける時はとても緊張しました。イベント当日までに何をするべきなのかを学ぶことができました。イベントが終わってからの作業も体験してみたかったです。

また「この経験やってよかったなぁ!」と思うのは、DEARが作成している教材を使っての入門講座や講師派遣に受講者として、時にはファシリテーターとして参加したことです。どの教材にも導入とグループワークがあって、最後に振り返りの時間があります。学んだことを自分事にすることが大切だと感じました。

インターナショナルフェスタ in カワサキでワークショップのファシリテーターを務めました
DEARでの経験を活かしての目標は、アメリカ人学生にゴミや持続可能な暮らしについて『写真で学ぼう!地球の食卓』を使ってワークショップをすることです!彼らの価値観や私生活を変えるキッカケを与えることを目標に頑張ります!

3)たくさんのつながり

DEAR事務所にボランティアに来ている方や関連するNGO・NPO職員の方とつながりを持つことができました。例えば、ボランティアの方が運営しているNPOに参加したり、他団体の勉強会に顔を出したりしました。

自分の視野が広がるだけでなく、国際協力業界を知るよい機会となりました。これらのつながりは、自分が何か行動したい時やなかなか一歩が踏み出せない時に必ず役に立つと確信しています。

4)さいごに

インターンを通して、留学後に何をしたいかが決まりました。それは、実際にインドネシアやマレーシアを行って、パーム油のプランテーションを見に行くことです。パーム油との出会いは6月の入門講座でした。自分が日常生活で使用しているあらゆる物にパーム油が含まれていて、しかも、私がパーム油を買うことによって現地住民や労働者の人権侵害に加担していることを初めて知り、環境団体や身の回りの物に対して注意を払うようになりました。

事務局一同から感謝のメッセージ

このように、DEARで自分について考えながら「自分はこんなことをやりたいんだ!」という目標がたくさん見つかりました。これは、DEAR関係者の方々の支えがあったからこそ出せた答えです。3か月間、ありがとうございました!また帰国したら、事務所に顔を出しに行きまーーーす♪

通称やまもん(山本絵理)

※事務局でのインターンやボランティアを募集しています。興味のある方は、こちらをお読みください。
http://www.dear.or.jp/getinvolved/volunteer.html

2017年8月1日火曜日

「学びあいフォーラム」の2年目がスタート!

6月24日(土)と25日(日)の2日間、「持続可能な社会・地域づくりのための学びあいフォーラム」(以下:学びあいフォーラム)をJICA東京で開催しました。

フェーズ1~4の4段階に分けて開催される本フォーラムは、「持続可能な社会・地域づくり」を目指す全国のさまざまな地域の団体が集まって、1年を通して「地域間での学びあい」をおこない、その学びを「地域内の学びあい」にもつなげていこうという取り組みです。

今年度のパートナー団体は、大牟田市社会福祉協議会(福岡)、とよなかESDネットワーク(大阪)、にいがたNGOネットワーク国際教育研究会(新潟)、八王子市民のがっこう「まなび・つなぐ広場」(東京)、IVYyouth(山形)の5団体が参加しています。

また学びのコーディネーターとして、阿部眞理子(IVY)、上條直美(DEAR)、佐藤友紀(DEAR大阪)、椿原恵(コミュニティコミュニケーション・サポートセンター)、西あい(DEAR事業コーディネーター)、山西優二(早稲田大学)、DEAR事務局も参加しています。

フェーズ1の今回は、
  1. パートナー団体による地域でのとりくみが「持続可能な開発のための学びあいのコーディネーション」であることの理解
  2. 「開発」、「参加」、「持続可能性」というキーワードについて各団体の地域の現状に即して考える
  3. 「持続可能な地域・社会」の具体的なあり方を考え評価指標を考えるスキルを身につける
の3点を目標にワークショップ形式で進行しました。

1日目。はじめに、各団体のこれまでの取り組みを紹介する「エピソードトーク」をおこないました。昨年度の学びあいフォーラムにも参加した団体からは変化の軌跡を、初参加の団体からは自団体の活動経緯や現状を紹介してもらいました。


その後、ワークショップ「豊かさと開発」を通して、「豊かさ」という言葉の多義性と、地域での学びのコーディネートには多様な価値観を持つ人々の存在に目をむけて考える必要があることなどを考えます。


夕食後にはそれぞれが持ち寄った団体紹介シートを基にして、N(自然・環境)、E(経済)、W(意思決定)、S(社会)の4つの視点から活動を見直す「コンパス分析」を行いました。他団体のメンバーからのコメントをもらうことで新たな視点に気付く参加者。


2日目は、自分たちの地域における「持続可能な地域・社会」の具体化と、そこに向かっていくための評価軸(指標)づくりを行いました。各団体のミッションの達成には「誰が/何が」「どのような状態」になっているのが望ましいか。その状態の実現を「何で測るのか」。色分けした付箋で書き出していきました。


各団体間でお互いの計画にたくさんの後押し、意見、アドバイスが出され、今後の地域での活動に期待が膨らみました。これから各団が持ち帰った課題をどのように地域で実践していくのでしょうか。楽しみにしています。
(報告:高階)