2009年8月30日日曜日

YMCA地球市民研修会 その2






























研修3日目は、5つのグループに分かれて
フィールドトリップ。YMCAの横山さんがいろいろ
考えてくださって、それぞれ貴重な経験をすることができました。

寿町とお肉の博物館、
御殿場の自衛隊の訓練所と横須賀の平和活動家、
靖国神社と韓国YMCAなど、
様々な視点をとりいれ、参加者がいろいろなことを感じ、学べるように設定されていました。

その前に田中治彦さんから
地球的課題と地域の課題の関係にも
解説を受けていたので、
その課題をうまく、感じ取れたようです。

フィールドトリップの発表のあとは、
いよいよ自分自身の行動計画作り。

研修後、学んだことをどう活かすのか、
自分の地域や学校、職場で何をしていくのか、
をいくつかのステップに分けて考えてもらいました。

目標は下記のようなものが挙がりました。

・YMCAを全ての国籍の人たちが安心して使える場所にする
・自分の地域の路上生活者への活動支援に参加する
・近くの小学校で食育のワークショップをおこなう

もちろん、その目標にはいくつかのステップがあり、
それぞれ、障壁とその克服方法も考えてもらいました。

最後は、それぞれ緊張しながらも
堂々と、はっきりと、自信を持って発表する姿に
見学に来たYMCAの役員やゲストも感動していました。

そのあと、残念ながら私は、パーティーには出られず
ひと足早く帰らなければならなかったのですが、
きっと大いに盛り上がったんでしょう。

1週間はあっという間で、心地よい疲れが残りました。
今回蒔いたたくさんの種がきっと、参加者のなかで
育っていくでしょう。
そんな希望を持てた研修会でした。

中村

YMCA地球市民研修会 その1















8月22日~28日まで、日本YMCA同盟主催の
「地球市民教育カリキュラム研修会」
が開催され、私も御殿場の東山荘に1週間滞在しました。

日本全国から25名、中国、香港、台湾から20名が集まり、
地球的課題や地域の課題について議論し、ワークショップやフィールドトリップ
を通して理解を深め、各自行動計画を作って共有しました。

1年以上前に持ち上がったこの研修会の企画に、参加させていただきました。
5月に応募が始まり、参加者は事前に課題図書を読み、レポートを
書き、リソースパーソンにフィードバックをもらいました。
さらに、研修後は行動計画を実施し、レポートを書くことが課せられています。

ここまで、徹底したのは、地球的課題について学んだ上で、
継続的に、自分の活動や地域の活動に活かしていくために、
どうしたらよいか、を考えた結果でした。

DEARからは、上條さんや田中治彦さんにも協力いただきました。
上記は100人村のワークショップの様子です。
その後、貿易ゲームもおこない、以下のような声が挙がっていました。

地球市民について学んでいるのに、金儲けのために必死になっていた自分に
気づき愕然とした(先進国チーム)

誰にも相手にされず、孤独を感じたし、世界の矛盾を感じた(途上国チーム)

参加者はYMCAのスタッフやリーダー、学生たちで、
国を越えても打ち解けるのは早く、
10代、20代の若者のパワーとエネルギーを
見せてくれました。

今回のプログラムの進行は全て英語で行いました。
少しシャイだったり、英語があまり得意でない参加者も
積極的に頑張っている姿が印象的でした。

特に、安心して気持ちや経験を共有するために、
全体を5つに分けてホームグループをつくり、
毎日、集まって振り返りの時間をつくりました。

最後の行動計画の共有もホームグループで支えながらおこなったのは
とてもよかったと思います。

中村


2009年8月26日水曜日

いよいよ今週末は衆院選!

DEARの周辺や会員メーリングリストでも選挙の話題があれこれ出ている今日この頃。 学校で模擬選挙をやろうと思っている方、これから投票に行く方のお役に立ちそうな情報をまとめてお知らせします。

未成年”模擬”衆議院総選挙2009投票受付中!
DEARニュース8月号でもご紹介した「模擬選挙ネットワーク」が、未成年からのウェブ投票を実施中。20歳未満の未来の有権者だけが投票できます。DEARの先生の中には、ここへの投票参加を夏休みの宿題にしてる先生もいるみたいです。

未来を選べ!~衆議院議員選挙の候補者&マニフェスト エコチェック!
DEARも賛同団体として参加している「Make the Rule」キャンペーンが候補者のエコチェックをしています。「温室効果ガスの排出削減目標」、「原子力発電の推進」、「再生可能エネルギーの普及」など5つの質問への各候補者の回答が出ています。とってもエコな候補者にはスマイルマークが並んで、なかなかかわいらしい。党によっては未回答の候補者が目立つのが、残念。

未来は僕らの手の中プロジェクト~公開質問状
DEARメンバーで現在ルワンダ在住のちえぞーさんが発起人のひとりで関わっている、選挙を考えるユースの活動。主に神奈川県の候補者にユース目線で公開質問状を送り、回答のあったものを掲載しています。「なぜ政治家を志すのですか?またどんな政治家になりたいですか?」というミッションを問う質問も。

エコ議員つうしんぼ~ちゃんとエコなの、だれだかわかります。
エコチェックよりもさらに多い25の質問を候補者にぶつけ、100点満点で採点したサイト。コメント欄も面白いです。わたしの選挙区は・・4人中1人しか回答していない。残念!
環境への対応を重視して投票したい人にはおすすめ。

毎日新聞~えらぼーと
20問のアンケートに答えると、自分の考えと各党の政策がどのくらい近いのか%で出るしくみ。さっそくわたしもやってみましたが、とある政党との「近さ」が78%と高得点で、やや意外な結果にびっくり。なんでそうなってしまったのか、マニフェストを読むきっかけになりました。

今回は日記というよりお知らせになってしまいました・・。
(八木)

2009年8月17日月曜日

束の間の夏休み終了

全研が終わってから、事務局は1週間の夏休みでした。
といっても、出勤する人たちもちらほら。
わたしも次号のニュースレターの取材があり、週の半ばにタスクのメンバーととある場所に出掛け、非常によいお話を聞くことができました。詳しくは書けませんが、やはり今月末の総選挙はとても重要ですね。選挙権のある人は、無駄にしてはいけない!と改めて思いました。

この休みの間に、読みたかった本を読んだり、映画を観たりしました。
そのうちの一本が、映画『未来の食卓』です。

これは、フランスの小さな村で、村長の決断により学校給食と高齢者への配食サービスの食材の全てを“オーガニック”にする、という試みを取材したドキュメンタリーです。劇場は満席でした。

個人的に印象に残ったのは、桃やブドウ農家の光景。
何も説明もなく、田畑の景色が写ると「ああ、きれいな自然だな」なんて思ってしまうのですが、その後に宇宙服のような防護服を着た人が、一面に農薬を散布する様はショッキング。ワインが大好きなのですが、皮のまま発酵するワインの元が、こういう状態で栽培されていると思うと、かなり怖い!

また、クラスの生徒の少なさにもびっくりしました。
たまたま小さな村だからか、20人くらいの生徒に先生1人、と少人数。
そして、給食の時間は、調理師の方がテーブルを回って配膳や子どものケアをしているのも驚きできした。日本の先生は休む時間があんまりなくて忙しいので、うらやましい光景では。

さて、オーガニック給食に対しては、
「給食費が高くなるのではないか」
「こんな大変なこと続かない」
「家でも“オーガニック”なんて無理」
「ずっと農薬を使ってきたし、それが現実的だ」
などなど、様々な声もあるのですが、やってみるとそれはそれなりにできてしまう・・という状況が描かれています。既存の価値観や習慣を変えていくことは勇気がいることですが、やはり一つのアクションが大事だと実感しました。村長の独断の成果でもあり、時節柄、政治家を選ぶことの重要さも感じました。

わたしは、講師派遣先の学校で、学校給食をごちそうになる機会もあるのですが、「全部地元の食材なんですよ」とご紹介いただくことも、学校農園のような取り組みもご紹介いただいたことがあります。日本もなかなかでは・・と思っていたら、この映画の第2弾では、日本でも取材をしているそうです。
どんな事例が紹介されるのか楽しみです。
(八木)

2009年8月9日日曜日

全研in仙台 その3


こんばんは。昨日は交流会で多少飲みすぎてしまった八木です。
2日目の今日は5つの分科会が開かれました。どの部屋も多くの参加者で賑わい、予定の時間内に終えるのが大変な様子。(わたしはインフォメーション・コーナーに常勤のため部屋を見ておりません・・)

最後の全体会もちらっと覗きましたが、面白かったです!
各プログラムに対する率直な意見もたくさん出ていました。
”地球のステージ”の桑山さんもおっしゃっていましたが、
「率直に意見を言ってくれる人がいる」。
それが、DEARの良さなのかもしれません。

「仙台という地域にこだわっていたことがよかった」
という声をたくさん聞きました。

仙台の実行委員・ボランティアのみなさんの1年以上に渡る企画・準備・葛藤のおかげと、頭が下がります。最後のスタッフ打ち上げでは、ひとりずつ話をする時間を設けました。少しご紹介します。

「”地球のステージ”の設営が、本当に大変で、たくさんの後輩が協力してくれた・・」
参加者や、ほかのスタッフにも見えないところで、努力をしてくれたスタッフの存在あっての全研でありました。ありがとうございます。

「高校生の時に1人で参加したプログラムの講師との再会がありました。」
3年前の出会いが、あの時に撒いた小さな種が、つながりました。

「教授に誘われて参加してみたら、思った以上の学びがありました。」
今度は地元で開催したいと言ってくれました。未来の実行委員長に期待です。

「子どもたちに伝えたい、そういう先生がこんなにたくさんいるんだって知った。」

「交流会の担当をして、人を”おもてなしする”心を知りました。一緒に担当した実行委員の方に感謝しています。」
すばらしい交流会をありがとうございます。元気の出る、あたたかな交流会でした。
ありがとうございます。

事務局長の中村が去る間際に言っていましたが(彼女は明日から神戸出張)、「開発教育はライフワーク」。この出会いを大切に、ずっと学んで、ずっと面白いことをしていきたいです。

参加者の皆さま、スタッフ&ボランティアの皆さま、お疲れ様でした。
そして、心からありがとうございます。

2009年8月8日土曜日

事務局のウラ側?Part3~全研in仙台~




こんばんは。
事務局スタッフ・黒一点の大久保です。

昨日のブログにもございます通り、
DEAR事務局スタッフは只今仙台に旅行、、、
もとい、出張中です☆

7日のお昼に仙台駅に到着して。
ランチは、牛タンをご馳走になり。
仙台七夕の見事な飾り付けに沸き立つアーケードをひと歩きして。

・・・えーと、これでは旅行ブログですよね汗


全研27の1日目
シンポジウムやワークショップ、自主ラウンドテーブルの様子については、
きっと他のスタッフが一筆してくれると信じ。

自分はDEARや、
DEARが日頃お世話になっているNGO・出版社の
「図書資料の集会」(通称・インフォコーナー)の準備をしておりました。

学校の授業や教員の研修などで使える教材(テキスト)や、
それらの基になるデータや実践事例が紹介された書籍など。

一般の書店ではなかなか見られない(特にDEAR出版とか)開発教育に関する資料を、
ワークショップで“自ら体験し”
インフォコーナーで“手にとって見られ”
しかも教材作成に直接関わった方々の、制作プロセスなどの“生の声が聞ける”

そういう意味では、特に教育実践者にとっては“貴重な情報が得られる”場なのです♪



ただ、今回、実は大きなミスをやらかしまして。

DEARの最新刊テキストを、、、


事務局から発送し忘れました。



本っっっっっ当に申し訳ございません!
↓参加者の皆さまには、ぜひ直接手にとってご覧いただきたかった一品。

これまで、全国各地の、
DEAR News(会報)で紹介されてきた「開発教育の実践事例報告」の中から、
さらに30の事例を厳選して紹介したテキストです。

なお、東京に戻ればモノはたくさんありますので、
ご関心のある方は、DEARのホームページをご参照の上、
メールやFAXでご注文をお願いします☆
(※夏期休業をはさむため、受注→発送は17日(月)~になります)

インフォコーナーの〆作業を済ませ、
「地球のステージ・DEAR全研特別編」へ。

中身に触れると、ますます長くなってしまうので省きますが、
言葉と映像と音楽で伝えられる、数々の平和へのメッセージ
数時間を過ぎた今でも、色々な想いが頭の中をグルグルと。
そして、受け取ったメッセージとはまた別の、
至極個人的な欲求が・・・
あ、コレこそ公にすることではありませんね。すみません。



1日目のしめくくりだった参加者同士の交流会には、
裏方的事情により、あまり参加できませんでしたが、
話によると、これまたとても素晴らしい催しがあったとのこと。。。



悪い癖で、長文になってしまいましたが、
振りも営業も存分に致しましたところで、今回はおしまいです。

※ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました☆


(大久保)

全研in仙台 その2



ついに全研がはりまりました。
小雨降る中、続々と集まる参加者のみなさん。
始まりのパネルディスカッションは満席でした。

ワークショップに、自主ラウンド・テーブルと、たくさんのプログラム。
いずれも盛り上がり、全部に参加できないのが悔しいくらいです。
夜の交流会では、宮城県各地の地酒テイスティングに加え、伝統芸能「すずめ踊り」で会場は一気に盛り上がりました。明日は「すずめ踊り」×クロアチアのまづくの分科会もあります。ああ、仙台、すばらしい!!
会場では、非公認キャラの「マロモン」ハンティングなど、たのしい小ネタも充実しています。
2日目の明日も楽しみです。

2009年8月7日金曜日

全研in仙台 その1



いよいよ仙台にやってきました!あいにくの雨の中、牛タンランチを食べ、七夕の飾りを見つつ、実行委員のみなさんと準備を終えました。


1年以上かけて準備をしてきてくださった実行委員やボランティアのみなさんと一緒に最後の準備をしました。

通常は事務局でやるようなマニュアルや掲示作り、ボランティアの配置などすべて、実行委員の方々が工夫を凝らしてやっていただき、今までの苦労もうかがえました。
写真は実行委員のTさんが作ってくれたオリジナル・キャラクター(ポスター)です。

8時ぐらいまで準備をして、その後前夜祭をしました。いよいよ明日、たくさんの出会いと、経験交流、楽しみにしています。

また、明日報告します!
(八木&中村)

2009年8月3日月曜日

対立から学ぶワークショップ2009 夏その2
















対立から学ぶワークショップ2日目。
日本の実践として、八王子拓真高校の鈴木先生に
定時制高校での1年間の取り組みを報告していただきました。

もともと、コミュニケーションが苦手な生徒たちが参加している
授業で、最初の3ヶ月はクラス全体がプログラムになじんでいくのに
費やしたそうです。
9月に自分の対立について、「対立のエスカレーター」
を使いながら、分析し始め、次第に、積極的に
取り組むようになったこと、最後には、引っ込み思案だった
生徒たちが全生徒の前でスピーチが
できたことを報告してくださいました。

驚いたのは、休みがちだった生徒たちの出席率が上がったこと、
そして、生徒たちが自信をつけたこと。
「対立のワーク」が1年間できるような学校はなかなかないと思いますが、
とても勇気付けられる事例でした。

そして、後半はリスニング、アサーションの練習をして、
自分たちの対立を「創造的に解決する」方法をめざして、
話し合います。
詳細はここでは説明し切れませんが、3人組での分析や、ロールプレイは
とても盛り上がりました。

感想の一部を紹介します。
・対立はネガティブにしか考えていなかったが、関わりがあるからこそ、それが生じ、変容のチャンスになるということが分かった
・第3者と話すと自分では見えなかった部分が良く見えてきた
・自分の考えや行動が変われば、状況は変わりうるのでは、と思った
・アクティブリスニングの重要さを再認識した。

毎回、参加者が異なるといろいろな展開があり、
主催する方も様々な学びがありました。

対立は難しいけど、奥深く、面白い、と
改めて感じた2日間でした。
(中村)


対立から学ぶワークショップ2009 夏その1
















「対立から学ぶワークショップ」を8月1日、2日の日程で開催しました。
2007年より、DEAR内部のCR教育(対立解決教育)研究会が主催して
定期的に開催しているワークショップです。
今回は、教員やNGO関係者など13名の参加でした。

上記は「対立は何色?」のワーク。
対立と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
と言う質問に、黒や赤、灰色などを選ぶ人が多かったです。

それぞれ理由は、
黒→絶望、戦い、暗闇などをイメージして
赤→血、戦い、感情の高ぶり
灰色→どっちつかず、グレーゾーン、燃え尽きた後の灰
などです。

最初はネガティブなイメージが強い、対立ですが、
その背景にある気持ちやニーズ、自分の取り組みを
考えていくうちに、少しずつそのイメージが変わっていきます。

そもそも、私たちの周りには、日常のように
対立があって、それを私たちはなんとかやり過ごして
生活しています。

向き合おうと思うと膨大なエネルギーが必要ですが、
一方で、ずっと避け続けることのできないものもありますね。

1日目は、この対立について、自分の取り組みを振り返ったり、
背景にある気持ちについて、また、怒りについて考えを深めました。

感想では、
・気持ちやニーズを深く理解することの重要さに気づきました
・対立に対して、自分の対応の癖が分かりました
などが多くありました。

自分の対立を分析してくることを宿題にして、1日目は
終了しました。

(中村)
(その2に続く・・・)