2009年12月28日月曜日

楽しい大掃除

今年も残すところあと3日。DEARも仕事納めということで、先週から担当箇所を決めて大掃除が実行されています。

わたしはまず、お茶碗などを収納する戸棚の整理を行ったのですが、アエロフロートの機内食カップが出てきたのが印象的でした。あと、処分する書類が多すぎて、フル稼働していたシュレッダーが紙を裁断できなくなってしまったことも。ちゃんと下から紙が出てきているのに、切れてないのがとても不思議・・。

ではここから、書棚を整理していた宮崎が発掘した小物(主にキーホルダー)をご紹介しながら、アジア各地を巡ります!



トップバッターは韓国!この仮面は韓国からのお客様の定番土産です。解説には「重要無形文化財」と書かれています。韓国といえば、先週やった忘年会には4年前にインターンをしていた朴明姫さんも参加してくれました。彼女のおかげで、『100人村』のハングル訳が完成したのでした・・。



つづいてタイ!9月に中村・八木がISDEPとの研修のために訪問いたしました。象(チャーン)には会えませんでしたが、チャーン・ビールは飲んできました。



お次は、マレーシア!西がSEAPCPの研修で訪問しました。
アジアのコミュニティ・オーガナイザーたちとの交流が年々深まっています。



そして、フィリピン!昔働いていたNGOの仕事でよく訪れていました。毎年盛大に催されるパスコ(クリスマス)の余韻で、今も街はキラキラしているだろうなぁ(なつかしい)。



そしてこれは、ブルネイ!残念ながらブルネイにまつわる思い出はありませんのでさっさと次へ・・。



お次は、インドネシア!かな?
たくさんの打楽器を合奏するガムランが有名です。こちらも、昔働いていたNGOの仕事でよく訪れていました。西ジャワの農村でみたスンダ様式のガムランは素晴らしかったです。お正月よりも、ラマダン(断食)明けに家族が集まりごちそうを食べます。



そして最後はなぜかオランダ!
なんとこれはキーホルダーのようでありながら、裏にマグネットもついていて便利(多分)。オランダといえば、開発教育の先進国。欧州グローバル教育会議または調査の思い出か何かと思われます。

小物たちを眺めながら、DEARのグローバルな展開の一端を感じていただけた・・かどうかは分かりませんが、いろんな地域の方とお付き合いがあるものです。

こちらでご紹介したものはいただきものと思われますが、なかなか出番もございませんので、名残惜しいのですが新しい持ち主の方に大事にしていただこうかと思っております。「ぜひ!」という方がおりましたら、事務局までご一報ください。
(八木)

2009年12月23日水曜日

対立から学ぶワークショップ 山形

国際ボランティアセンター山形(IVY)の阿部眞理子さんに呼んで頂き、12月12日‐13日の日程で「対立から学ぶワークショップ」を行いました。参加者は地元の先生方や、NGOスタッフそしてIVYの地球子どもキャンプのリーダーたち総勢26名。
 最初はちょっと緊張した面持ちで開始。その後、「共通点探し」で一気に打ち解けられたことがとても印象的だった。こちらがアイスブレークしたつもりでも、やはり本当に場が和むのは時間がかかることを実感。今回は説明は後回しにして、先にワークをいれた。いつものとおり、ワークをやっても、参加者によって受け止め方が違う。今回は少しゆっくり目だったけど、それがよかったと思う。
 ニーズの深め方はやはり難しく、いろいろ例を出して説明した。そして、宿題を出して終了。終わったあとは、リーダーたちと楽しく夕食会で、元気一杯で素直なリーダーたちから元気を一杯もらいました。

2日目は、リスニングの練習から。「3者リスニング」で、気持ちを認め、パラフレージングの練習をするが、特にパラフレージングはわざとらしく見えてしまうのか、行うタイミングが難しいようだった。時間があれば、何回か練習できるとよいのかもしれないと改めて思う。そして、アサーティブネスの練習。ロールプレイはやっぱり方言がよいですね。みんな迫真の演技だった。

 そしてそれぞれの対立の分析を3人で行う。メンバーからたくさんの質問をしてもらい、ニーズや気持に気づいていく。
「とてもよい質問をしてもらって、気づかなかったニーズに気づいた」「別の方向から物事を見られた」「話すのは苦手だけど、聞いてもらうとすっきりした」という感想を出してくれた。




                       対立の分析の様子


 参加者から「学んだことをどのように日常に活かしていけるのか」と質問があった。
私が思うのは、「日常生活にある対立をネタとして楽しんでしまうこと」でしょうか。
「今、イライラしているなあ」「私認められたいんだなあ」と思いながら、「きっとこんな言い方する相手も認められたいんだろうな」と思うと、ちょっと楽になります。なあんて、自分もいつもできているわけではないですが。
 とにかく、今回は、参加者のみなさまに助けられて、私もとっても楽しかったです。参加者の半分を占めた地球子どもキャンプのリーダーたちも冬休みのキャンプで実際に子どもと接するときにどうすればよいか、という課題を持って積極的に参加してくれたのがとてもよかったです。
 また、阿部さんがリーダーを根気よく見守る姿勢はとても素晴らしいなと思いました。キャンプ頑張ってくださいね。今回呼んでいただいてありがとうございました。また何かやりましょうね。
(中村)

2009年12月21日月曜日

対立から学ぶワークショップ 大阪②

大阪の研修2日目です。


研修生たちと一緒に

 朝、昨日の振り返りをした。対立の分析、ニーズまで深く掘り下げることで、今まで争っていたことではない別の次元に問題が組み替えられること。それを例を挙げて説明すると、早速「今日は自分の問題について扱えるのか?」と質問が。昨日より、やる気度が上がっている感じでちょっとうれしい。「もちろん」と答え、その前に、全体で、質問をして、それぞれのニーズや気持を聞きだすことを練習した。参加者の一人、トンガのユナさんの事例を取り上げてみる。

 コミュニティの中の教会が老朽化して、建て替えようという動きになるが、年配者たちは、壊れている部分だけを直したらよいと言っている。一方で若者は近代的なものに建て替えることを望んでいる。年配者たちのニーズは、「伝統を残したい」そして「尊重されたい」「認めてほしい」。若者たちは、建物はみんなが使うものなので「長く安全にもたせたい」「自分たちも尊重してほしい」。

 それぞれのニーズや、気持をもっと深く知るために、他の参加者から質問をしてもらう。教会はどのくらいの歴史があるのか? コミュニティにおける教会の役割は?、年配者と若者の関係は? 話し合いはどこでどのようにおこなわれているのか? 周りに他の土地はあるのか? 建て替える場合の費用は? ファンドレイジングはどのようにおこなわれているのか? などなど

 そして、代替案として挙がったのは、古いものの一部を残して新しいものをくる、古いものの材料を使って新しいものをつくる、古いものをより長持ちできるように建て替える、古い教会を象徴するオブジェを作って、新しい教会に置く、もっと両者が話し合う、両方に入っている人から意見を聞く、両者で別のイベントを行い話し合いやすい雰囲気をつくる、第三者に入ってもらう、専門の建築家に見てもらって安全性について話してもらう、司祭にとりもってもらう。などなど

 質問や提案を聞いて、ユナさんは「もっと詳しく住民に様子を聞いてみる」「いくつかは実際に考えてもらえそう」と言っていた。

 これを例にして、メンバーそれぞれの事例を3人組になって、話し、質問し、代替案を出していく。コミュニティで実際働いている研修生からは、次々とリアルな事例が出される。2つのコミュニティでどこに橋をかけるかの争い、国立公園の管理をだれがやるのか、病院をもっと有効に使うには、市民活動組織の問題、日曜日の午前中の時間の使い方、など。各問題について、それぞれの気持ちやニーズを掘り下げていく。次第に「なるほどね、そういうニーズもあるのかも」「そんな気持ちかもしれない」「そういう方法もあるね」と声が挙がってくる。ちょっと光が見えた感じがする。

 私たちの思考は実はいろいろなものにとらわれている。1つ1つ分析し、全く別の視点で質問されたり、相手の立場に立つことで、別の世界が見えてくる。今回だけでは時間は足りず、全ての問題によい解決策が見つかったわけでもないが、みんな何となく満足そうな顔をしていた。事例を聞いていて、各自の問題の共通点も多いとも感じた。

 最後に、参加型開発研究所の坂西さんに、水俣の問題を例に、分析表を使って、患者や市民、政府や企業それぞれの立場、気持ちやニーズ、そして代替案について話してもらった。研修生は水俣にも研修で訪れていたので、分かりやすいと思ったことと、まさに、水俣の「もやいなおし」が「コンフリクト トランスフォーメーション」の例であったからだ。

 最後に全体で一言共有をした。気持やニーズ、質問、聞くこと、などの重要性が挙がった。2日間は短いがこれから、コミュニティで活躍する彼らに、少しでもヒントとなれば、私としてもとてもうれしい。

 今回感じたのは、地域の対立の事例は非常に複雑ではあるけれど、突き詰めていけば、それぞれの立場に立つ人々の気持とニーズを理解していくことが重要である、ということ。
 三輪さんには、2年前より整理され、分かりやすくなってよかった、とお褒めの言葉をいただき、ホッとして家路に着きました。 参加者のみなさん、今回貴重な機会を下さったみなさん、ありがとうございました。(中村)
 

2009年12月20日日曜日

対立から学ぶワークショップ 大阪①

12月は「対立から学ぶワーク」をおこなう機会がありました。
3回シリーズで、その報告をします。

ロールプレイの様子

1つ目はJICA大阪の「JICA-NGO連携による実践的参加型村落開発コース」にて。6週間世界各国の研修生が来て、参加型開発について学ぶコース。その中のモジュール3「多様性/インクルージョン」の中で2日間で12月2日-3日で「コンフリクト トランスフォーメーション」の研修を担当させてもらった。
 あいあいネットの長畑誠さんとユニフェム大阪の三輪敦子さんがメインファシリテーターで担当するコースで、三輪さんから声をかけていただいた。

実は2年前にも同じ研修会を担当させていただいたが、今回は、より地域の問題に対して焦点を当ててほしいという依頼だった。

 参加者の出身は、アフガニスタン、ネパール、フィリピン、トンガ、ソロモン、ドミニカ、グアテマラ、と様々で日本の参加者を入れて14人。既にコースの半分が過ぎてみんな打ち解けた雰囲気である。2日間をどのように組み立てるかはかなり悩んだが、2日目は研修生自身の対立をテーマにしようと、1日目に基礎をおこなうことにした。

 コンフリクトとは?というブレインストーミングには通常は否定的な言葉が多いが、参加者からは「機会になる」「よりよい関係につながる」などの声も挙がる。頭では分かっていても、やはり「避けたい」という人も実は多いようだ。3人組のマイクロラボ(3人でひとりずつ順番に限られた時間、質問について話す。聞いている2人は質問をしないで傾聴)では、「質問ができないのはつらかった」という声が多かった。でも、「じっくり話を聞いてもらえた」と言う人も多かった。また、何人かは「自分の対立に対する姿勢で変えるところはない」と言っていた。うーん。これは結構手ごわい。

 ロールプレイは役者ぞろいで大変盛り上がる。すぐにその人の立場に立つことができるのは、素晴らしいと思う。その後、怒りや気持ち、ニーズの分析をすると、気持ちを表す言葉がなかなか出てこないことに気づく。ニーズも深く探っていくことが意外に難しいが、実は「認めてほしい」「信頼されたい」または「信頼したい」というニーズをもっていることにだんだん気づいていく。リスニングも基本的な練習であるが、難しかったようだ。聞くということは、対立の解決にとても重要である。そして、まだ質問はしないで、とにかく聞く練習である。

 明日、個々の対立について扱うので分析してくることを宿題にした。夜は、研修生がディナーパーティをするというので参加させてもらった。みんなでパスタとサラダを作って食べた。私もみんなと仲良くなる機会になって楽しかった。少しお酒も入って盛り上がったので、みんな明日の宿題やってきてくれるか、ちょっと心配。 (中村)

2009年12月12日土曜日

「MAKE the RULE」の渋谷パレードへ!

昨日の雨から一転、とっても気持ちよく晴れたこんな日は、外を歩くのにぴったり!というわけで「MAKE the RULE」キャンペーン主催の渋谷パレードに参加してきました。事前にDEARの会員MLに流したおかげか、会員Mさんにも会場でお会いしました。

現在開催中のCOP15を成功させて、温暖化をとめようというのが主旨です。
今、ウェブニュースを見たら、さっそく掲載されています。
・朝日新聞 「温暖化とめよう COP15成功求め東京都心でパレード」
・毎日新聞 「COP15:市民も後押しを 東京、京都でパレード」



わたしたちは3人で参加していたのですが、それに加えて、心強い助っ人(犬)が2匹!黒ラブラトールの女子も一緒に歩きまして、彼女たちは大変な人気物でした。



最後に大混雑の渋谷駅前で街宣。
スピーチを終えたシロベエ実行委員長からも激励を受けました。
(※チョップされているわけではありません)



しかし、「温暖化」はかなり世間の関心も高そうですが、ラリー(パレード)に参加する人の数は結構少ないものです。報道では300人とのことでした(現場では、もうちょっと多かった印象です)。これが「参加者1万人!」や「10万人!」くらいになったら、本当に政治や経済界にもインパクトを与えられそうです。

個人的には、いわゆる「環境系」のラリーに参加したのは初めてでした。若い人が多いのと、見た目の色が「白」や「青」なのが印象的でした。市民活動にもいろんな色があるんだよなぁと、改めて思った次第です(深い意味はありません)。
(八木)

2009年12月9日水曜日

発送のプロ

12月に入り、スタッフがいろんなところに出張しています。
先週は、中村が大阪へ、副代表の湯本はブラジルへ。今週は、中村が山形へ、西が仙台へ・・。といった具合です。

ブラジルは12年に1度の「国際成人教育会議(CONFINTEA)」というのがありました。この会議、本当は今年の3月に開催予定だったのですが、ある事情により延期になっていたのです。当時、ブラジルで話題だったある事情といえば・・。そう、いまや日本でも大流行の新型インフルエンザ!今の方がリスクが高そうですが、とにかく、会議は無事に開催されたようです。



さて、そんな中、今日は12月号の会報誌『DEARニュース』の発送日でした。
合計1000部ほどのニュースと同封物を組み、ラベルを貼り、発送先ごとに分け、重さを測る・・というのを淡々とやります。宛名を見ながら、「○○さんは元気かね~」、「栃木は今頃・・」などとおしゃべりするのも楽しいです。

今日は事務局スタッフ+発送のベテランとなったボランティアのTさんというメンバーだったので、全員、発送は「プロ級」で、すごい速さで完了いたしました。

今回のニュースは「STAND UP」色にまとまっております。
同封のイベント情報なども充実していますので、お楽しみに。
(八木)

2009年12月2日水曜日

職業病と言われました

今日は満月がとてもきれいですね。事務所の窓からも、どんどん昇っていく月がよく見えます。12月号のニュースレターも無事入稿し、ちょっと余裕を感じているので、小さな話題をひとつ。

さて、今日事務所で「スリーエフ」のことがちらっと話題にのぼりました。
「あ~、スリーエフね~・・」と話をしてたんですが、なんだか話がかみ合わない。それで、判明したんですが・・。

みんなが話していたのは、コンビニのこと。
わたしが話していたのは3F(Food=エスニック料理 Fashion=民族衣装 Festival=お祭り)のことでした。

いわゆる国際交流事業や国際理解教育の導入段階で使われる傾向にあるのが、この3F
「民族衣装を着てみよう」とか、「○○国の料理をつくって食べてみよう」というようなアプローチです。3Fはとっても楽しくて美味しくて、ポジティブな反面、「単なる文化紹介に留まってしまう」「ステレオタイプ」「課題を深めることができない」といわれたりすることもあります。

で、とっさに「フリーエフ」=「3F」と思ったわたしは、「職業病だね~」と言われたのです。
(八木)