YMCA地球市民プロジェクト(2010)

昨年に引き続き、8月20日~25日まで、YMCA地球市民プロジェクトに参加してきました。


御殿場の東山荘に、1週間、日本と、東アジア(今年は、韓国、台湾、香港、マカオ)の若者が集まり、地球的課題や地域の課題について学び、自分たちでできることを考えるプログラムです。プログラムは全て英語でおこなわれ、最後には、個々の「アクションプラン」を発表します。

今年は48人の参加者のうち4割が10代、韓国からは高校生が4人も参加しました。感受性が強く、ワークショップやフィールドトリップで感じたことを共有する場面では、怒りや衝撃を自分の言葉で話していました。

フィールドトリップでは、それぞれ、平和、貧困、多文化共生、環境などのテーマを地域の活動から学ぶことをねらいとし、寿町とお肉の博物館、靖国神社と韓国YMCA、横浜の外国人児童が多く通う幼稚園や、すまいサポートセンター、など5つのチームに分かれ、各地域の取り組みを学んできました。

最初は、問題が大きすぎて、自分たちに何ができるのだろうか、と思っていた参加者も、各地域の取り組みや参加者同士の励ましによって、研修後のアクションプランを具体的に考えることができました。その中には、地元の貧困について仲間と一緒に歩いて調べ、支援団体にも参加し、多くの仲間を巻き込んで継続的な活動とすることを目標にした日本の学生、地元の図書館にもっと外国語の本を増やして外国籍住民が使用しやすいものにしたいといった韓国からの参加者、大学の中に留学生と日本の学生が集まって相談を受けたり交流できる場をつくりたいとする学生などなど。
英語に自信がなかった日本の学生も最後には胸を張って、発表していました。


1週間一緒にいると一人一人の変化がはっきりと分かり、それが参加者同士で励ましあう相乗効果によってもたらされていることがまたうれしかったです。3月にはアクションプランを達成した最終発表を楽しみにしています。 
(中村)

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