2010年9月27日月曜日

国際連帯税シンポジウム

9月26日(日)に東洋大学で開催された「国際連帯税」東京シンポジウム2010に参加しました。
国際連帯税とは、グローバルな経済活動にグローバルに課税するもので、税収を世界に再分配するシステムです。従来国内の経済活動にはその国の税金がかかりますが、国をまたがる経済活動には税金がかからないことから、そこに課税することにより、地球的課題(環境や貧困)の解決のための新しい資金を生みだそうという動きです。


既に超党派の議員連盟や研究者やNGOが関わる国際連帯税推進協議会(座長:寺島実郎)が動いており、まずは、航空券連帯税の導入、そして、その後、グローバル通貨取引税の実現を政府に提案するということでした。

DEARニュース144号の特集でも「国際連帯税」が取り上げられていますが、今回は、より詳細を学んできました。シンポジウムの第1部は、寺島実郎さんの講演で、国際連帯税の導入は、環境問題の解決と、金融資産の肥大化(マネーゲーム)の制御という2つの目的の達成のために有効である、という発言が印象的でした。

第2部では、「国際連帯税をすすめる共同キャンペーン賛同団体」の6団体が登壇し、それぞれ、国際連帯税をすすめるためにできることを話しました。DEARもキャンペーンに賛同しているので、私も登壇し話しました。地球上の貧困や環境に対して、自分たちの生活が深く関わっており、だからこそ、解決に向けて行動する必要があることを知る開発教育の重要性と、富の再分配として有効な手段である国際連帯税への期待を話してきました。写真は最後、国際連帯税を一言で表した、パネルです。私は「公正な社会への大きな一歩」と書きました。




今後の動向を見守りながら、ぜひ、多くの方に関心を持ってもらえたらと思います。

詳細はアシスト http://www.acist.jp/
グローバルタックス研究会 http://blog.goo.ne.jp/global-tax

中村

2010年9月22日水曜日

STAND UPしましたか?

18日(土)午後、「ミレニアム開発目標(MDGs)を達成し、世界の貧困を終わらせよう」とアピールするパレードが表参道~渋谷で行われました。主催の「動く→動かす」メンバーのDEARからもスタッフや会員で参加して来ました。

パレードには国際協力NGOなどを中心に200人ほどが参加。8つのゴールをあしらった大きな旗を先導に、とてもカラフルに、にぎやかにパレード。MDGsの達成を訴えました。

日本の菅総理もサミット会場のNYに向いました。明日の22日(日本は23日)にはスピーチが予定されています。MDGsの達成のために、日本が果たす責任と役割をどんな風に表明してくれるのか…楽しみなような不安なような。しっかり見届けなくては。
(八木)

「開発教育をすすめます」パネルを持って歩きました
アフリカン・ドラムを先導でとってもにぎやか
パレードの主旨を参加者に説明するDEARスタッフの西
<関連リンク>
パレードのYou Tube動画レポート
http://www.youtube.com/watch?v=d2SIwUGFw80
STAND UP TAKE ACTION(日本)の公式サイト
http://www.standup2015.jp/index.html
嵐の桜井翔さんがMDGsの解説をするNEWS ZERO(日テレ)のサイト
世界のSTAND UPも見られます
http://www.ntv.co.jp/zero/weekly-blog/2010/09/post_257.html

2010年9月13日月曜日

インターンを終えて

8月中旬から約1ヵ月間インターンをさせていただきました。湯本香菜美です。大学では文化人類学専攻、国際協力のゼミに所属しています。NPO/NGO実務実習という授業の一環として、DEARでの実習をすることになりました。


*なぜDEARに来たのですか?
初めて「開発教育」を知ったのは本を読んだときで、面白そう!と思ったけれど日本ではこういうの聞いたことないなーと思っていました。

その後、実習先がなかなか絞れず先生に相談したところ、DEARを紹介され、実習させていただくことになりました。「国際協力」とか「貧困」をよく知らない人に身近なことから伝えて、考えてもらうきっかけなるのが開発教育なのかな…と思い、楽しみでした!

*お仕事は何をしていましたか?
全研のアンケート集計や入力、資料の整理、印刷や発送準備などをさせていただきました。ワークショップのお手伝いや、他のNGOへ行くこともありました。

*NGOに対するイメージは変わりましたか?
「途上国のための支援」というのがNGOのイメージだったので、DEARを知ってからは変わりました!NGOというと日本にいるときは事務所でずっと作業をしているのかと思っていました。DEARも事務作業は多いけれど、スタッフの方々は講師派遣や会議でいろいろな場所に行っていて、NGO同士がつながっているんだなーということを知ることができました。

*今後のDEARに励ましや提言を
DEARの事務所の雰囲気がずっと変わらないでいてほしいです!すごくアットホームな感じですてきです!

*インターンを終えて
パソコンの入力や発送の準備など一つ一つの作業に対してもっと手際よくできたらいいのに……という思いでした。初めてデスクワークをしたので、社会に出るようになったらこんな感じなのかなーと感じました。

普段の事務局でのお仕事だけでなくワークショップに参加させてもらったり、他のNGOへ行くことができたりとても楽しかったです!お仕事をする中で、自分が出来なかったことや気をつけなきゃいけなかったことを就職する前に知ることができてよかったです。

*最後に…
インターンの受け入れありがとうございました!
印刷ミスの封筒をたくさん作成してしまった時はすみませんでした;;;今後絶対に気をつけなきゃいけないというのを身をもって感じました!
わからないときは優しく教えて下さり、お仕事が楽しくできました。

また貴重な体験ができ、とても嬉しいです。開発教育についてもっともっと知りたいので、ぜひまたお手伝いさせてください。
これからもたくさんの人に開発教育を知ってもらえるように、DEARのことを話したいと思います。スタッフの方々、そしてインターンの方々本当にありがとうございました。
(湯本香菜美)

2010年9月8日水曜日

The Story of Stuff

7月5日(土)~7日(水)にアジア学院で開催したワークショップのレポートが、立教大学ESD研究センターのサイトにアップされました。参加型学習を通じてグローバリゼーションをどう学ぶか(教えるか)を探った3日間の様子を、ぜひお読みください。
アジアにおけるESD指導者養成ワークショップ~グローバリゼーションをどう学ぶか~

セッション2「グローバリゼーションとは」では、少し前に世界中で話題になった動画“The Story of Stuff”(日本語訳すると“モノ語り”みたいな感じ?)を観ました。大量消費・廃棄、グローバリゼーション、環境、人権などをアニメーションと、(ものすごい早口な)ナレーションでコミカルに紹介しているもので、開発教育の教材としても使えそうな内容です。

日本語訳付きのバージョンが「インディー・サテライト」というサイトで全編紹介されていますので、まだ観ていないという方は、ぜひどうぞ。このサイト、開発教育の教材として使えそうな興味深い素材が多数翻訳されています。
(八木)

2010年9月1日水曜日

高知で「地球の食卓」ぜよ

29日(日)は、大河ドラマで話題の高知へ出張(市内のあちこちに龍馬が・・)。高知の先生たちからなる「国際理解の風を創る会」とJICA四国が主催する講座に講師として参加してきました。


丸1日の講座で、午前中はワークショップ「新・貿易ゲーム」とレクチャー、午後はワークショップ「地球の食卓」とレクチャーというプログラムです。参加者は小学校の先生を中心に、高校生、大学生、大学の先生と、幅広い顔ぶれでした。高知だけでなく、香川、徳島からも参加してくださいました。また、昨年の仙台の全研にいらした方とも、1年ぶりの再会をしました。

「貿易ゲーム」では、“先進工業国”チームが、“新興国”チームにひたすら製品をつくらせて、販売だけ担当する、という展開がありました。終了間際で、産業廃棄物に「環境税」を課したところ、製品をつくり続けていた“新興国”チームには山のような廃棄物が残り、多くの課税がされることに。一方、それまで協力していた“先進工業国”の机の上はチリひとつありません。廃棄物の処理について“新興国”が「分担してくれ」と話しても、「それは、おたくの問題でしょう」と無視。2チームの間に緊張が発生しました。
こういうことって、現実にもありますよね…。


午後は、「地球の食卓」の中から、「いただきます」と「多様なイスラム教徒の生活」の2つのアクティビティをやりました。

実は、8月に出たばかりのこの教材を使ってのファシリテーションは初めて。どきどきしていたのですが、写真の魅力のおかげで、参加者の皆さんから意見がどんどん出て、学びの多い時間になったと思います。みなさんが、1枚の写真からたくさんのことを読み取ってくれるので、「ああ、これは干し魚だったのか」とか「この子はサッカーボールを持っていたのか」とか、わたしも発見がありました。

ちなみに、会場は高知大学でした。
参加者から意見が出やすかったのは、この場所の力が大きかったと思います。というのは、なんとそこは「ワークショップ用」につくられた教室だったのです。2つに分けることのできる6角形の机、全員の顔が見える配置、外が見える大きな窓、縦も横も「前」としてつかえる作りなど、本当に細やかな気配りがされた空間でした。


余談ですが、講座前日の28日(土)に高知城下で催された一部の参加者の皆さんとの「交流会」も大変楽しかったです。みなさん、お酒強いです!
 (八木)