2010年11月29日月曜日

特許や商標についての勉強会

先週金曜日に、事務局スタッフ&ボランティアと一部の理事で、特許や商標に関する勉強会をやりました。講師はあいであ亭教楽さん(落研出身)にお願いしました。

右手には扇子!
商標、特許、実用新案、意匠など、ひととおりのことをクイズ形式で学ぶことができました。個人的には、「ネーミングには力がある!」ということと、「商標の本当の保護対象は、業務上の信用」ということが印象に残りました。

DEARもNPO/NGO業界全体も、公益を目的に、いろんなことをオープンソースでやっています。すぐに、商標をとる、ということがあるわけではないのですが、活動する上で知っておくべきことだなぁとしみじみ思いました。

事務所前のいちょうも色づいてきました
なんと、あいであ亭さんはボランティアでセミナーをやってくださいますので(プロボノですね)、ご関心のある方は、ぜひご相談ください。
(八木)

2010年11月16日火曜日

反貧困世直し大集会2010

もう1カ月くらい前の話題ですが、DEARは「反貧困世直し大集会~いいかげん変えようよ!希望の持てる社会へ」にブース出展しました。
これは、反貧困ネットワークが毎年主催しているイベントです。当日は、約40団体がブース出展を行なったほか、メインステージイベントや11のテーマ別分科会、デモが行われ、約1200名の来場者がありました。

開発教育は貧困のない世界をめざす教育活動です。この集会に参加したのは、国内外問わず貧困のない世界の実現のために開発教育が果たせる役割を何かを、現場の方々とお話することで、もう一度考えてみることが、ねらいです。


当日は、暑いくらいの秋晴れ。日焼け対策をばっちりして、出展です。
ブースでは、国内外の貧困に関する教材や教育実践の紹介を行ないました。

思ったよりもたくさんの方が足を止めてくださって、「貧困を生みだす構造」について、関心をもって話をしてくださいました。



また、会員のIさん(高校の先生)にお手伝いいただき、「格差」をテーマにしたミニワークショップも2ラウンド行いました。皆さんさまざまな思いがあるようで、熱心に語っていた様子が印象的でした。(Iさん、どうもありがとう!)

集会当日の様子は、インターネットTVの録画でご覧いただけます。
DEARのブースは、この動画の22分ごろに出てきます。

個人的には、若者が貧困についておじさんに素朴な疑問をぶつける「教えておじさん」がおススメ。14分ごろから始まります。(西)

2010年11月11日木曜日

授業作りサークル「アメリカ合衆国の授業」報告

11月6日(土)、授業作りサークル後期第1回「アメリカ合衆国の授業」を開催しました。


アメリカの授業の報告をする本山さん

報告者は中学校の教員で、DEARの理事でもある本山明さん。中学1年生の地理の時間を使っておこなった「アメリカの授業」を生徒の感想とともに報告してくださいました。本山さんの授業のすごいとところはなんと言ってもその情報収集力です。アメリカを、農業、産業、歴史、軍事など8つのテーマにわけ、それぞれの実態を写真やデータを駆使して生徒と考えていきます。毎週、図書館で10時間以上過ごして、集めたというほど大量のデータを、分かりやすく提示するのにまたひと手間かけたそうです。
写真一枚でもよいので、教科書にはない、生の情報を提供することが大切だと話してくれました。例えば、教科書では小さい写真しか載っていない、農業で使用するセンターピポットの拡大写真をみせ、半径400メートルのセンターピポットがいかに広大か、そしてその農業用水は一体どこから調達するのか、持続的な農業をおこなうにはどうすればよいか、を一緒に考えて行きます。

生徒が一番、関心を持ったのは、黒人差別の問題だったそうです。モントゴメリーのバスボイコット事件については、本を読み聞かせ、生徒は身体を前のめりにして聞き入ったようです。

本山さんがアメリカの授業で一番伝えたかったことは、「社会は変えられること」。いろいろ問題があるアメリカではあるけれど、差別をなくしたり、黒人大統領が生まれたり、社会は変えていけること、をアメリカの変遷を通してそれを伝えたかったということです。

参加者からもデータの集め方や、それをどう選別していくのか、グループワークのコツなど質問が出されました。以下のような感想がありました。
「図や写真を使った授業、念入りな準備を基に展開される授業の面白さに感銘を受けました。」
「いろいろな発問の仕方、切り口があること、調べることの大切さに気付きました」
「興味を引き、身近なものに落としていくヒントを学ばせて頂きました」


写真や資料を見て考える参加者
本山さんの情熱は十分伝わったようです。報告ありがとうございました。
授業作りサークル第2回は1月15日(土)「微生物と私たちのくらし」を行ないます。ぜひ、ご参加ください!
(中村)

2010年11月10日水曜日

賞状をもらいました

来年の2月に、日本ファンドレイジング協会主催の「ファンドレイジング・日本2011」というイベントに講師として参加することになりました。

昨晩、講師同士の顔合わせも兼ねた「講師会」があったのでお邪魔したところ、なんと賞状、というか立派な証書をいただいてしまいました。こんなのもらったの、いつ以来!?


2日間で24あるセッションのうち、2つが公募されていたので、200人もの方にご協力いただいた「地球の食卓募金」のことを紹介したいなと思い、応募。思いがけず、採用されたのです。
まだ何もしていないのに、講師になっただけで賞状をいただくなんて‥。
きっと、ノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領もこんな気持ちだったのでは、なとどレベルの違うことを考えてしまいました。

2月5日(土)の「目標100万円からはじめる寄付キャンペーン」というセッションで発表させていただきます。寄付をしてくださった皆様への感謝をこめて、また、たくさんのNPO/NGOの方の励みになるようなプレゼンをしようと思います。
(八木)

2010年11月5日金曜日

「ダッカと新宿」シリーズはじまる

DEARでは今年、シャプラニールさんとスープの会さんと共同で「ダッカと新宿の現場から考える」シリーズと題した企画に取り組んでいます。「“貧困”を乗り越える市民のチカラ~新たなつながりを考える」をテーマに、この11月から来年2月まで、ワークショップ、現場訪問(ダッカ&新宿路上)、報告会の3部構成です。

自分たちが考えたいことを最優先させた企画で、「果たして人が集まるだろうか?」という一抹の不安を抱きながら5回におよぶ会議を重ね、この3日(水・祝)に第1回目のワークショップを開催しました。当日はなんと、40名を超えるお申込みがあり、会場は満席となりました。

まずは「つながりビンゴ」でアイスブレーク。「仕事/学校以外の友だちがいる?」「何かあった時に相談できる人は?」「お隣の人の顔を知っている?」など聞いてみました。

藤岡さん(シャプラニール)によるダッカの事例と、後藤さん(スープの会)による新宿の事例を映像と一人の「人」との関わりを中心にお話いただきました。ダッカのストリートチルドレンと、新宿のホームレス状態にある人…。あまり関係がなさそうですが、その背景や、信頼関係づくり、地域との関わりづくりなど、共通点が見えてきます。

ダッカ・グループと新宿グループにわかれて、一人の人の物語をもとに、周囲とのつながりや関わりを「相関図」にあらわしました。新宿グループは「自分」も書き込んでいたのが印象的。自分は市民として、相関図の中に入っているのか、入ろうとしているのか、関わりを避けているのか…。いろいろなことを考えました。
参加者の皆さんは、ダッカと新宿の共通点に気が付いただけでなく、自分自身の「つながり」についても考え直すきっかけになったようです。アンケートから幾つかの声をご紹介します。
  • 一見、自分の生活とは無縁であるかのように見えるホームレス、ストリートチルドレンの問題が一気に身近になったように感じました。人とのつながり、支え合いが生きていく中でどれだけ大切かを改めて実感したように思います。
  • 一人が生きていく中で多くの人々や場所が関わっていることに驚きました。自分に置き換えて考えてみても、すごい数の人々に支えられているんだと改めて考えさせられました。
  • 途上国の貧困と新宿の貧困とが重なる部分があった。コミュニティの大切さ、人と人とのつながりの大切さ。自分自身、お金はないが、友達が多いということが、幸せなことだと改めて気がついた。
  • 新宿は、普段の生活圏(通学地域)に近く、又、「ホームレス」といわれる人たちを見かけることも多く、何となく気にかかっていました。「人間関係」というか、人間らしい関係をもつということがどれだけ大切で幸福なことなのか考えさせられました。
  • 最後の藤岡さんの言葉は、はっとさせられた。「目指すべきは「自立」なのか、つながりなのか」すごく大切なテーマだと感じた。
シャプラニール、スープの会、DEARのコラボです
このシリーズ、次はダッカと新宿の現場訪問です。
DEARスタッフも今週末の夜はスープの会の定例活動に参加して、新宿路上訪問に行く予定です。シリーズの進捗はひきつづき、レポートしていきます。
(八木)