2011年1月26日水曜日

バングラデシュに行ってきました!

1月7日から12日まで、西と中村は、バングラデシュに行ってきました。この企画はシャプラニールと、新宿の路上生活者を支援するスープの会と、DEARの三者共催の「ダッカと新宿の現場から考えるシリーズ」の一環としておこなわれた現場訪問です。ダッカに4年駐在していたシャプラニールの藤岡さんをリーダーに、スープの会の後藤さんも含めて7名でシャプラニールのパートナーNGOがおこなっている活動を主に見てきました。

ダッカでは、公務員住宅で家事使用人として働く少女たちやその雇い主に会い話を聞きました。少女たちは今まで家の中に入り実態が見えない存在でしたが、現地NGOが各家を廻り、雇われている少女の実態を調べ、1日に1時間、少女たちが勉強したり家事を学ぶ場を作りました。現在は30名近い少女たちが集まっています。少女たちはわずかな時間ですが、友だちに会えるのがうれしいようでした。多くは農村の貧しい家の子どもたち。半分は住み込みで5歳から15歳までの少女たちでした。

家事使用人として働く子どもたち
雇い主やNGOスタッフに話を聞く
 農村も訪れました。ダッカから車で5時間いったところからさらに船で1時間かけて中州に行き、最貧困層の女性たち、少女グループ、補習学校の子どもたちとも会ってきました。印象的だったのは、現地NGOがきめ細かく当事者たちを支援していること。その結果、経済的には厳しい状況ですが、どのグループにも自信に溢れた顔をしている人が多かったです。ダッカのシャプラニールのスタッフたちとも感じたことを共有できました。

自分の意見をはっきりと伝える「少女グループ」の少女たち
ふりかえりの中で、都市への移動、広がる国内の格差、同じ境遇の仲間、家族以外の帰る場所、教育の機会、など貧困にまつわるさまざまなキーワードが出てきました。初めてのバングラデシュでしたが、農村部の豊かな水と緑、都市の喧騒や混沌、そして人々の人懐っこい笑顔、どれもが心に
深く残っています。2月11日には現場訪問の報告と、さらに、貧困を越えるつながりについてみんなで考えるワークをします。ぜひお越しください!

「ダッカと新宿の現場から考えるシリーズ
現場訪問報告とワークショップ~新たなつながりを考える」 の詳細はこちら
http://www.shaplaneer.org/event/workshop2010.html
(中村)

2011年1月19日水曜日

京都・美山フィールドスタディ その1

先週末の15日(土)・16日(日)の2日間、京都の南丹市でフィールドスタディを開催しました。参加者は和歌山・三重・大阪・兵庫・神奈川・東京からの13名。まず1日目の様子をレポートします。
藤のツルや藪がすさまじいです
まず訪問したのが、八木町で活動する森林環境ネットワーク。長い間放置されていた山をボランティアで整備して、子ども対象の「森のようちえん」や「森の学校」活動をやったり、自然活動体験のリーダー養成をしたり。この日は、ボランティアの皆さんにフィールドを案内してもらいました。

人の手が入っていない森は、枝打ちされていない木や、あらゆる方向に伸びたツルなどで、たいへんな荒れよう。ここを切り開くのは大変なご苦労だったことが一目瞭然。今年は、熊や鹿、イノシシによる被害も多かったそうです。
切り開かれた場所にはブランコ。後ろのネットは害獣対策。
フィールドを歩いた後は、みんなで「いいなと思ったこと/ここは困ると思ったこと」「未来の森」などについて話し合いました。

森林環境ネットワークの方たちから、「普段自分たちがやっていることを人に案内することで、“こんなことをやってきたんだ”と再確認する機会になった」、「わたしたちには見慣れた森でも、第三者が見るとまた違って見えるんだと思った」という意見が出ていました。
中野さんのお話はオチあり、笑いあり!
すっかり暗くなってから、美山町の宿、美山ハイマートユースホステルに移動。食事の後に、南丹市職員の中野さんと藤原さんから町の概要についてお話をうかがいました。

かつては林業で栄えた美山でしたが、戦後の高度成長期の中で安い輸入木材に押され、産業は低迷。人口もどんどん減少。そののち、美しい茅葺屋根の民家が残る地区を文化財とし、観光と移住促進でまちづくりを行っている様子をお話いただきました。

美山ならではの「財産区」(山や森を共有化して管理する方法)や、若い茅葺職人の育成、移住者の積極的受け入れなど、興味深い取り組みがたくさん!

美山にIターンした中野さんと、美山出身で今は近隣の町に暮らす藤原さん、そして、美山にIターンしたユースホステルのご主人も加わり、「移住」についての話も盛り上がりました。「外の経験をした人が入ってきたり、戻ったり、出て行ったり。そういうことが大切かも」という言葉もありました。
寒い寒い、寒い~
そして翌日はすごい雪‥。 続きはまたレポートします。
(八木)

2011年1月5日水曜日

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
年賀状に今年のスタッフの目標(公私混合)を書きました。


2011年を迎えて思うのは、米国同時多発テロから10年だということです。
この出来事をきっかけに、DEARでは『ワークショップ版・世界がもし100人の村だったら』、『Talk for Peace! もっと話そう平和を築くためにできること』、『グローバル・エクスプレス』といった教材を発行してきました。

これらの教材は、暴力や対立、平和を考え、学ぶ場に貢献できただろうか?
状況を少しでも変えるきっかけになっただろうか?
今年はこの10年をきちんと振り返り、考える時間を持ちたいと思っています。
(八木)