2012年3月1日木曜日

開発教育が参議院特別委員会で話題に!?

先日、DEARも参加している「動く→動かす」でアドボカシーを担当しているオックスファム・ジャパンの山田さんが参議院の「政府開発援助等に関する特別委員会」へ参考人招致されました。

テーマが「ODAに対する国民の理解・参加」であったことから、山田さんが開発教育の必要性についても言及。議員から質問がいくつか出ました。

参議院で「開発教育」が話題になるなんて!

「動く→動かす」の活動=アドボカシー活動で他のNGOとのつながりが強まり、また、事務局長の中村が外務省やJICAの会議・小委員会に参加・発言してきたことが、このようなことにつながったのだと思います。(もちろん山田さん様様です)

講師派遣や教材の発行、イベント開催などと比べ、目立たない活動ですが、ブログを訪れてくれる皆さんにも関心を持っていただき、支援していただけると嬉しく思います。

質疑の様子(動画):衆議院インターネット動画中継
※視聴するには、2月24日の「政府開発援助等に関する特別委員会」を選んでください。
※「動画配信方法」の選択肢が表示されますが、Silverlightを選択された方が大きな画面で見ることができます。
※右側の「会議の経過・発言者等」にある、人の形をしたアイコンをクリックすると、その人の発言から最後までを開始することができます。


開発教育について語られる箇所

00:42:00 OXFAM・山田さん
「広報ではなく開発教育を」

01:23:20  OXFAM・山田さん
「開発教育協会を紹介(NGOのノウハウを取り入れて)」

01:32:00 みんなの党・小熊さん
※沖縄・福島の問題も絡めて意見していて、一番印象的
「昨年のODA減額はODAがチャリティ感覚であることを認めてしまった」「公教育の中で国際理解教育がうすい。長期的なスパンでやっていかないといけない。義務教育に骨太に入れていかなくてはならない」

01:37:00  OXFAM・山田さん
「各地に開発教育をがんばっている団体がある」「公教育に取り入れていってほしい」
(宮崎)

講座「世界と私と未来をつなぐ授業づくり」@神奈川

2月18日(土)にDEAR授業づくりサークルによる講座がJICA横浜にて行われました。
こちらは11月にDEARから出版された講座名と同じタイトルの冊子『世界と私と未来をつなぐ授業づくりガイド~開発教育・ESDを教室へ』の発行を記念しての特別講座の最終回でした。(今までに東京・埼玉で開催)

前半の小学校での開発教育実践報告では、実践報告が初の秦さんが「マレーシアから学ぼう!~生物多様性、民族多様性、そして森林問題」を、長野からの参加の原さんが「ストリート・チルドレンになってみよう~体験的理解と本来の援助について考える」を発表しました。

 「マレーシアから学ぼう!」の参加者のアンケートから
  • どのような参加型学習をすれば、小学生が考えるきっかになるのか学びたかったため大変参考になった
  • 人も含めた生物のつながりを生徒たちが認識することは、今隣にいる人と仲良くすること、様々な人権問題の解決につながると再確認した。
  • マレーシアを軸に生物多様性、文化(民族)多様性を学ぶ。こうした体験のあるなしで、子どものその後の成長に違いが生じてくるのかもしれないと思った。

    生態系のアクティビティを体験

     「ストリートチルドレン」の参加者のアンケートから
  • 原先生の実践報告から子どもの声や、具体的なやりとりを聞き、自分が実践する時に大切にしたいことが見つけられた。
  • 総合学習は、どんな力を子どもたちに育てていくのかということをもう一度捉え直し、今後の開発教育実践へとつなげたい。
  • 子どものもつ可能性に驚かされた。

    子どもたちの感想に聞き入る参加者
第二部では、長年DEARに関わっている早稲田大学の山西優二さんが、まずは開発教育の歴史について3つの世代論を軸に説明し、その後、これからの開発教育について「地域」「文化」という視点から論じました。最後に、参加者はグループで、山西さんの「これからの開発教育」で出てきた話題の中から関心を持ったテーマについて話し合いました。

参加者のアンケートから
  • 地域またはもっと小さいコミュニティーから、そのつながりを深めて開発教育を進めていくこと。
  • 学校教育に期待されていること、現実の中でなすべき役割等について考える良い機会になった。
  • 地域の大切さはわかるが、自分にとって距離感がありすぎるというのが率直なところ。まずは地域の中で意識して生きてみることからスタートしたい。
山西さんの講演
「学校教育」と「地域教育(社会教育)」の連携の在り方について参加者の関心が高く、「もっと時間をかけて、様々な立場の人と議論を深めたい」との声がでたので、そのような機会を今後つくれたらと思います。
(宮崎)