ASPBAE "Festival of Learning" レポート1

こんにちは。スタッフの星です。
私は今、インドネシア、ジョグジャカルタに来ています!
左よりロビーさん(ASPBAE)、荒井容子さん(社会教育推進全国協議会)、星(DEAR)。
ロビーさんとは、名古屋で先週の「ESD世界会議」でお会いしたばかりです。
ASPBAE(Asia South Pacific Association for Base and Adult Education=アジア南太平洋成人教育協議会)の創立50周年を記念して、アジアの教育に携わる人々が集まるセミナー「Festival of Learning(フェスティバル・オブ・ラーニング)」が開かれています。35の国と地域から100名を超える参加者が参加しています。セミナーの様子をレポートしていきたいと思います!


セミナーは全部で4日間あり、各日程でテーマが異なります。
1日目はオープニングセレモニーと、ASPBAEのこれまでの50年を振り返るという内容でした。

オープニングはアジアの地域ごとに分かれ、入場です。
日本の私たちは東アジアのグループに入りました。こんなにも「日本人の自分がアジアに属していること」を肌で感じたのは初めてでした。


たくさんの人々に出会い、話をしています。
「今、地域で一番問題だと思う教育に関する問題は何か?」というテーマでグループディスカッションしました。

「自分の民族が何かを隠すために子どもたちは偽名を学校で使っている」と話すミャンマーからの参加者。学校では毎月試験があり、先生は生徒たちに試験に向けた勉強を強いなければならず、学校教育の場に教育NGOが入る余裕がないそう。

「民主主義とうたっていながらも国民はその意味を知らず、政府のコントロールが続く」と、政府に対する問題点を主張していたモンゴルからの参加者。

韓国では、受験や試験など、政府だけではなくそれを求める社会に問題があるそう。

問題は多様で、他のグループでは「貧困」「識字」「公共教育」「教員の質」「宗教」などのキーワードが出されましたが、それぞれのシチュエーションが日本にも当てはめて考えられるのは確かです。

また、「政治家を含め、どうしたら全ての人と話すことができるのかを学ばなくてはいけない」というファシリテーターからの言葉の意味を考えました。それは私たちが話し合った問題の解決に必要であり、小さな範囲で考えると、例えば、私自身がDEARのワークショップのファシリテーターとして、どうしたら全ての参加者がワークに参加できるかという工夫を具体的に考えることと繋がっているのではないかと感じました。

大きな問題や問いを自分の活動範囲で置き換えて考えてみることで、彼/彼女らと私が思う問題の意識が交わるのではないでしょうか。

このように、本当に多様な参加者から学ぶことがたくさんあります。
セミナーの使用言語は英語です。彼らの英語がうまく聞き取れるようになることが、このセミナーの個人的な目標です。英語はツールであると、よく聞きますが、本当にその通りです。ニュージーランドの方の英語には苦労しています(笑)。「A」を「エ」と発音するので、「ASPBAE」(私たちはアスベ)と呼んでいますが、「エスバイ」となるので、何のことか最初は全く分かりませんでした。


午後、6つの分科会に分かれて話し合いました。私が選んだテーマは「成人教育におけるICT(電話やラジオなど)とSNSの活用」についてです。これには利用することに対する良い点と悪い点が話し合われました。インドの参加者からは、「村の女性たちが携帯電話を持つことで繋がれるし、情報を広く伝えることができる」とポジティブな点が。一方、シンガポールからは「スマートフォンのSNSの利用は、人々の連携ではなく、決別を生み出している」と出され、両者に同感しました。

私からは、「教室での電子黒板やメディアの利用の是非」について発問したのですが、電子黒板とは何かを説明するところから始まり、韓国、シンガポールからの理解は得たものの会のメイン議題は携帯電話の活用に焦点が当てられました。

インドで村の女性たちへの成人教育を行っている方の活動がとても面白く、村の女性たちに3ヶ月間トレーニングを行い、彼女たちの現状を伝えるドキュメンタリイー映画を作っているそうです。彼女たち自身が「何が問題なのか」を考える機会になり、客観的に見ることが可能になり、それを地元のテレビ局で放映し、現状を訴えることができるのです。また、映像の撮り方やパソコンでの編集作業、台本づくりなどの作業が識字やITなどのトレーニングに繋がっています。

さて、セミナー1日目はこのような会でした。たくさんの人と出会い、頭がパンクしそうです!そろそろコーランが流れる時間かな…?
では、またレポートを続けます。
(報告:星)

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