2014年11月25日火曜日

ASPBAE "Festival of Learning" レポート4

Festival of Learningの最終日。
午前中の内容は5つのテーマに分かれて「ポスト2015」におけるターゲットとその達成を計るための指標についてアイディアを出し合うものでした。私は「ESD(持続可能な開発のための教育)と政治教育」に参加しまし、20名ほどの参加者と各地域での取組を比較しながら話を進めました。


ひとつ確認できたのは、他の4つのテーマと違い、成果が計りにくいという点です。たとえば、他のテーマである「基礎教育」「成人識字」などにおいては教育を受ける子どもの数や識字率の増加で達成率が見えますが、ESDやグローバル市民教育などにおいては何をもって達成とするのかが難しいのです。

これは開発教育も同じで、ワークショップを行う際にたてる「ねらい」を参加者が達成することを成功とするのかどうか、などという私が考えている疑問に通じるところがあると感じました。

「まずは自分自身を計ること(自分の生活や文化を見直す)」という意見も出されました。一方、環境教育やESDに対して「気候変動などのグローバルな課題に取り組む前に、自分の生活水準を上げることが第一に優先すべきことであると市民は捉えている」という意見もありました。これにはもっともであると感じ、同時に、工業発展してきた日本の責任も感じました。公害や環境汚染の経験を工業発展が進む国・地域でどう活かせるのか、そして、それでも尚、失敗を反省していないようにすら感じる今の政府と社会に対して、恥ずかしいという気持ちにもなりました。

グローバリゼーションがもたらしている良い点、悪い点について「Big picture(広い視野をもって見る)」の視点が必要であることも話されました。それにはグローバリゼーションの中でもまれている自分自身を客観的に見て考察できるよう、『新・貿易ゲーム』のような学びがぴったりだと思いました。

全体共有では、各テーマで話し合われた内容が発表されました。
各地域で問題とされている具体的な内容が「ポスト2015」のターゲットと指標に盛り込まれるべきだという主張がありました。例えば「教師の最低限の資格を設定する」「女性教師の立場の向上」などです。日本の教育における問題点や欠けている点を自分自身が把握できていないと感じ、「Big picture」を見れていないことに気づきました。

参加者の皆さんの地域の現状を聞き、日本について質問されることで、初めてたくさんのことに気づけた気がします。教育を人間の権利として勝ち取ろうとしているアジア各国・地域の人々の姿を見て、日本がどのように見られているのかを知りました。

午後は「ポスト2015」やSDGs(Sustanable Dev. Goals)の中身について考える前に、どうしてMDGs(ミレニアム開発目標)を達成できなかったのか、理由、ターゲットを定めた背景などを考えることをすべきというICAE(国際成人教育協議会)の事務局長の話を聞きました。


さて、夜はCultural Night(文化紹介)です。会場は地元のレストランでした。参加者はそれぞれ伝統的な服装で集まりました。4日間のセミナーを終え、みんなリラックスしている様子。

ジャワの伝統的な踊り、インドのダンス、フィリピンのダンスショー、ミャンマーの輪になる踊りなど、初めて見る素敵なパフォーマンスに感激です。

インド、日本、パキスタン、バヌアツ
日本である私たちからは荒井容子さんの「さとうきび畑」の歌、そして私と三宅隆史さんは「二人羽織」を披露しました。

これには会場は大盛り上がりで、予想通り、大きな笑いの渦を作り上げることができました!「こんなに面白かったパフォーマンスは初めてだ」というお褒めの言葉をたくさん頂きました。

二人羽織は大成功でした!
私の中で、「日本は自分の地域とは異なり、発展している国」という見られ方があることを知り、仲間になれないような距離を少し感じていたので、この会で、たくさん笑い、一緒に踊れたことで同じ幸せを分かち合えたことが本当に嬉しく思いました。

こうして、4日間のASPBAEのセミナー「Festival of Learning」が終了しました。長い4日間であったと感じるのは、内容と体験が非常に濃く、そして素敵な出会いがたくさんあったからだと思います。私にとって、日本以外のアジアへ行くのは初めてでした。地元の人に出会い、アジアの人々にも出会い、お互いに学び合うことができました。それぞれの課題が異なっても、目指すところは同じであり、こんなにも多くの人が教育について真摯に活動していることは励みになり、仲間がいることを知れた機会になりました。

このような場にいれたことに自分のラッキーさと、チャンスを与えていただいたことに感謝しています!セミナーで得た学びをふりかえり、整理し、次につなげていきたいと思います。
(報告:星)

2014年11月21日金曜日

ASPBAE "Festival of Learning" レポート3

ジョグジャカルタはLearning City(学びの街)と呼ばれるほど、大学がたくさんあり、インドネシア中から学生が来ます。

今日のセミナー会場だったUniversity of Gadjah Mada(ガジャマダ大学)は、1949年に創設された歴史ある大学でインドネシアで一番大きな大学です。ホテルからはバスで15分ほど。


会場では、まず「35歳以下の参加者は立ってください」という呼びかけに応じて立ち上がると、参加者の中でなんと10人も満たないことがわかりました。なるほど、「これからあなたたちの未来について話し合うのですよ」という言葉の意味がとても良く分かりました。

午前中はPOST2015 Educationとdevelopment agendaについてASPBAE事務局長とUNESCOバンコクからのプレゼンテーションを聞きました。
会場からの出たいくつかの質問・コメントの内、会場から拍手が湧くものがありました。それは、ガジャマダ大学の学生からの、「何ための教育について話し合っているのですか?私たちはお金を稼ぐための教育なのか、コミュニティを良くしていくための教育なのか、分かりません」というコメントでした。昨日のセミナーで教育とは?を考え始めていたところだったので、休み時間に彼女に話しかけに行きました。

Taniaという名前で、国際関係を学んでいるそうです。(私も国際学でした)インドネシアでも、若者たちは教育に対して疑問を抱いているようです。「インドネシアでは親が教育の重要性を理解していなく子どもを学校に行かせず、働かせることがあります。日本では市民はみんな教育を重要だと思っていますか?」と彼女に聞かれました。この質問を日本で私からも聞いてみたいと感じました。「何のための教育なのか」について休み時間中、話してしまいました。何か、自分の中から溢れてくるような感覚を覚えました。また、彼女のボーイフレンドは日本の大学に留学しているそうです。(いろいろ繋がっています!)


午後は分科会でした。私は「教育におけるODA」について三宅隆史さん(JNNE/DEAR理事)と韓国の設立されたばかりのネットワーク団体KoFID (Korea Civil Society Forum on International Development Cooperation/韓国国際開発協力市民社会フォーラム)より、日本と韓国のODA事情について聞きました。参加者はそれぞれ、ODA(政府開発援助)とPOST2015に期待することを考えました。意見を共有する時間が無かったことが残念です。


帰りのバスでICAE(International Council for Adult Education/国際成人教育協議会)の代表の方と話をしました。この団体はASPBAEの国際版で、ASPBAEもメンバーです。ヨーロッパ、アフリカ、中東、ラテン、カリブからも参加のある大きな集まりです。他の地域ではどのような取組がされているのかとても気になり、ロンドンでの生涯教育の取組について話してくれました。109歳で絵を習い始めたおじいちゃん、老人ホームで毎週若者が訪問して楽器、パソコンなどを教える活動、それらの映像をテレビなどで流し、「私にもきっとできるわ」と動機づける活動など様々で、アジアでの女性の権利のための成人教育とは違ったコンテンツの活動でした。「学ぶことは生きるモチベーションになる」という言葉にとても共感し、バスでの移動中ずっと話し、楽しい時間でした。

左より、近藤さん、星、三宅さん
夜はびゅんびゅん車とバイクが走る道路をなんとか向こう側まで渡り、三宅さんと近藤牧子さん(早稲田大学)とビールにありつきました。インドネシアに来て、初めてのビールです。
 (報告:星)

レポート1レポート2も掲載しています。

2014年11月20日木曜日

ASPBAE "Festival of Learning" レポート2

2日目のテーマは「学びの交換」です。地元・ジョグジャカルタのNGOをいくつかのグループに分かれて訪問しました。


私のグループには、日本、韓国、インドネシア、ネパール、インド、パキスタン、オーストラリアからの参加者が参加し、会場であるホテルから車2台にぎゅうぎゅう詰めで向かいました。

訪問先はKPIというWomen Coalition Indonesia(インドネシア女性連合)でした。ジョグジャカルタ支部の事務局長にお話しを伺いました。女性の権利向上のためのアドボカシーやキャンペーン、女性グループ地元会議、政治教育を行っています。この連合にはインドネシア全体で3万8千人の女性たちが、ジョグジャカルタでは1,200人の女性たちがメンバーとして加わっているそうです。こんなにも多くのメンバーを抱え、どうやって運営しているのか?、という質問が出ました。

村や地域に一つずつグループがあり、女性たちは自分の住む地域のグループに加入します。グループは30~150人の規模で、メンバーは毎月会費を払っているのだそうです。

村での女性の権利を向上させるため、女性たち、男性たちへの活動を試みについて聞きました。街で行ったときよりも、住民が参加しやすくする必要があったそうで、劇の上演を企画しました。その劇からDVの啓発が効果的に行えたそうです。DV加害者が警察に捕まるシーンは特に印象付けが強かったそうで、「してはいけない」というメッセージを受け取った住民が多く、大きな成果だったと語ってくれました。


話は、会社で働く女性の権利に移りました。インドネシアでは産休の他に、生理休暇が月に2回、5日間の結婚休暇があるそうです。これには驚きました。ネパール、インドでは産休は2回まで可能だそうです。一方、これらを守らない企業も多いそうです。

教育の権利についてでは、参加者のそれぞれの国での状況を紹介しました。
インドのNational Education Coalition(国民教育連合)の方は、「3キロ毎に学校を建て、安全な飲料水と授業料、制服、教科書、給食の無償の実現」を訴えています。

さて、「日本の教育水準は高いのに、何か問題があるのか?」という質問を受け、戸惑ってしましました。彼らの「権利を勝ち取っていく」というベクトルと、日本の教育に対するベクトルの向きが異なるように感じています。戦後の教育制度の話や、日本人を作る教育方針について、私の言葉で話しました。どの程度理解してもらえたかは分かりませんが、物質的に発展し、お金持ちの国である日本の中にある問題は、教育に限らず、見えにくいということを改めて強く感じました。

彼らの教育の根底には「権利」がしっかりとあり、実現したい目標も明確です。しかし、日本の私が受けてきた、幼稚園から大学までの教育は何のための教育として受けてきたのか、または、受けさせられてきたのか、どうして学校に行っていたのか、「学校へ行って学校に行くことが当然」であったことでその意味が分からなくなっていました。

こんな時、韓国からの参加者が理解してくれ、彼女は「政府ではなく社会に問題がある」と言っていて、私のこころの内を理解してくれる人が居合わせたことに救われました。隣国の韓国の現状と日本の現状は似ているところがあります。このチャンスにたくさん意見を交換し、どのような社会にしていきたいのか、一緒に考えたいと感じました。


午後は豪雨でした。今月から雨期に入り、午後は必ず雨が降ります。日本でいうゲリラ豪雨のようで、道路はあちこち冠水します。それでもたくさんの人がバイク、車ですっ飛ばして走っています。

今日はかなりモヤモヤが残る一日でしたが、この気持ちを大切に忘れないように考え続けるべきだと思っています。
(報告:星)

※レポート1はこちらに掲載しています。

ASPBAE "Festival of Learning" レポート1

こんにちは。スタッフの星です。
私は今、インドネシア、ジョグジャカルタに来ています!
左よりロビーさん(ASPBAE)、荒井容子さん(社会教育推進全国協議会)、星(DEAR)。
ロビーさんとは、名古屋で先週の「ESD世界会議」でお会いしたばかりです。
ASPBAE(Asia South Pacific Association for Base and Adult Education=アジア南太平洋成人教育協議会)の創立50周年を記念して、アジアの教育に携わる人々が集まるセミナー「Festival of Learning(フェスティバル・オブ・ラーニング)」が開かれています。35の国と地域から100名を超える参加者が参加しています。セミナーの様子をレポートしていきたいと思います!


セミナーは全部で4日間あり、各日程でテーマが異なります。
1日目はオープニングセレモニーと、ASPBAEのこれまでの50年を振り返るという内容でした。

オープニングはアジアの地域ごとに分かれ、入場です。
日本の私たちは東アジアのグループに入りました。こんなにも「日本人の自分がアジアに属していること」を肌で感じたのは初めてでした。


たくさんの人々に出会い、話をしています。
「今、地域で一番問題だと思う教育に関する問題は何か?」というテーマでグループディスカッションしました。

「自分の民族が何かを隠すために子どもたちは偽名を学校で使っている」と話すミャンマーからの参加者。学校では毎月試験があり、先生は生徒たちに試験に向けた勉強を強いなければならず、学校教育の場に教育NGOが入る余裕がないそう。

「民主主義とうたっていながらも国民はその意味を知らず、政府のコントロールが続く」と、政府に対する問題点を主張していたモンゴルからの参加者。

韓国では、受験や試験など、政府だけではなくそれを求める社会に問題があるそう。

問題は多様で、他のグループでは「貧困」「識字」「公共教育」「教員の質」「宗教」などのキーワードが出されましたが、それぞれのシチュエーションが日本にも当てはめて考えられるのは確かです。

また、「政治家を含め、どうしたら全ての人と話すことができるのかを学ばなくてはいけない」というファシリテーターからの言葉の意味を考えました。それは私たちが話し合った問題の解決に必要であり、小さな範囲で考えると、例えば、私自身がDEARのワークショップのファシリテーターとして、どうしたら全ての参加者がワークに参加できるかという工夫を具体的に考えることと繋がっているのではないかと感じました。

大きな問題や問いを自分の活動範囲で置き換えて考えてみることで、彼/彼女らと私が思う問題の意識が交わるのではないでしょうか。

このように、本当に多様な参加者から学ぶことがたくさんあります。
セミナーの使用言語は英語です。彼らの英語がうまく聞き取れるようになることが、このセミナーの個人的な目標です。英語はツールであると、よく聞きますが、本当にその通りです。ニュージーランドの方の英語には苦労しています(笑)。「A」を「エ」と発音するので、「ASPBAE」(私たちはアスベ)と呼んでいますが、「エスバイ」となるので、何のことか最初は全く分かりませんでした。


午後、6つの分科会に分かれて話し合いました。私が選んだテーマは「成人教育におけるICT(電話やラジオなど)とSNSの活用」についてです。これには利用することに対する良い点と悪い点が話し合われました。インドの参加者からは、「村の女性たちが携帯電話を持つことで繋がれるし、情報を広く伝えることができる」とポジティブな点が。一方、シンガポールからは「スマートフォンのSNSの利用は、人々の連携ではなく、決別を生み出している」と出され、両者に同感しました。

私からは、「教室での電子黒板やメディアの利用の是非」について発問したのですが、電子黒板とは何かを説明するところから始まり、韓国、シンガポールからの理解は得たものの会のメイン議題は携帯電話の活用に焦点が当てられました。

インドで村の女性たちへの成人教育を行っている方の活動がとても面白く、村の女性たちに3ヶ月間トレーニングを行い、彼女たちの現状を伝えるドキュメンタリイー映画を作っているそうです。彼女たち自身が「何が問題なのか」を考える機会になり、客観的に見ることが可能になり、それを地元のテレビ局で放映し、現状を訴えることができるのです。また、映像の撮り方やパソコンでの編集作業、台本づくりなどの作業が識字やITなどのトレーニングに繋がっています。

さて、セミナー1日目はこのような会でした。たくさんの人と出会い、頭がパンクしそうです!そろそろコーランが流れる時間かな…?
では、またレポートを続けます。
(報告:星)

2014年11月12日水曜日

ESDのためのユネスコ世界会議 レポート(2)白いストラップと青いストラップ

今回、会場に入れない経験をしたことで、ほんの少しだけ、差別される側の経験をすることができました。警備員の方は、ストラップの色しか見ていません。もちろん、ルールなので仕方ないのですが、ちょっと深読みをすると、作られた枠組みを疑うこともなく、その人の本質をみることもなく、分けられてしまうこと、は私たちの生活にもたくさんあって、自分が差別される側にならないと、気づかずに、差別する側に立っているのでは、と改めて思いました。

今回の会議は、4年前にやはり名古屋で開催された「COP10生物多様性会議」と比較し、情報の不足や不透明さ、市民社会のネットワーク不足が指摘されていました。これは、主催団体の問題もあるかもしれませんが、市民側の「ESDの10年」のすすめかたや意識にも問題があったのではと思います。

そもそも、ESDは、楽しく、みんなでつながって行えばよいものではなく、本質的な変化を社会に起こすものであり、そこでは、さまざまな摩擦や対立が避けられないはずです。

会場内に展示されたロケット
たとえば、日本で行われる「ESDの会議」で、原発の話は全く出ていません。2002年のヨハネスブルグサミットでは、日本政府がクリーンエネルギーとして、原発を紹介していましたが、今年は三菱重工がロケットを展示していました。「持続可能性」をどのようにとらえるのか、批判的に考えていくことが、必要だと思います。

11日(火)の夜は、海外ゲストとDEAR 関係者の交流会を行いました。ASPBAEのロビーさん、フィンランドのNGOネットワークKehysのリリーさん、南北センターのミゲールさん、ドイツのグローバル教育のネットワークを運営しているロバートさんと、DEARの理事・スタッフ総勢11名でした。

左よりリリーさん、ロビーさん、ミゲールさん

ヨーロッパや東南アジアのネットワーキングや対話の方法はそのまま日本で使えるわけではないですが、敵と味方をつくるのではなく、双方の共通するものを達成するために、協力するための対話をとにかく、重ねることの必要性を、みんなと熱く語り合いました。
(報告:中村)

2014年11月11日火曜日

ESDのためのユネスコ世界会議 レポート(1)

ESDのためのユネスコ世界会議」が11月10日(月)から名古屋国際会議場で開催されています。DEAR事務局からは、中村、西、星、理事の湯本、三宅が初日から名古屋入りしています。

国際会議場の本会議場には、招待状がある人しか入れず、公式サイドイベントに応募したけれども採用されなかったので、DEARは、本会議場の隣で行われる併催イベント会場のブース展示と、12日のセミナーを担当しています。

ユネスコのタン事務局長補(左)と中村
これだけたくさんのDEAR関係者が名古屋入りしているのには、意味があり、「ESDの10年」以降のESDに関する政策策定や実施に、より多くの市民がかかわり、地域で実施しやすい仕組みを作っていくことを提案していきたいと思っているからです。先日、さっぽろ自由学校「遊」、あおぞら財団とDEARの3者で出した、ESD政策への市民参加に関する提言書」には、多くの方が共感してくださり、賛同してくださっています。英語版もつくっているので、海外の団体からも賛同、支援の声が挙がっています。

10日に行われた本会議の開会式で、「ESDあいち・名古屋宣言の第一次草案」が配られました。私たちは残念ながら、本会議に入れないのでASPBAEの事務局長のロビーさんに見せてもらい、三宅さんと3人で、草稿へのコメントを考え、提出しました。そのうちの1点は、政策への市民参加についてです。

具体的には、午前中の本会議の場でケニアの大臣が、ESDの理念に基づき、「すべての人にとってのESDの10年 /DESD for Allでなければならない」といった意見を受けて、ESDの政策策定への市民の参加を強調すること、を提案しました。今後第二次案がどのように出るのか、また、報告します。

しかしながら、世界会議の様相は、市民の積極的な参加とは、ほど遠く、本会議の会場とそれ以外の会場は、ロープで仕切られ、名札のストラップの色で、区別されています。政府代表団や海外のゲスト、国内でも公式サイドイベントの主催者などは、色がついているストラップをしており、一般の私たちのような参加者は、白いストラップです。

ユネスコのファイナルレポートなどは本会議の会場内でしか配布されておらず、私たちは、色のついたストラップの人に持ってきてもらうように頼むしかないのです。
写真は、ユネスコのファイナルレポートをいただけませんか?と
声をあげている、スタッフの西です。
夜のあいち・名古屋主催のレセプションには、かろうじて参加できたので、そこで、ユネスコ関係者や海外のゲストにも会うことができました。
(報告:中村)