「学びあいフォーラム」の2年目がスタート!

6月24日(土)と25日(日)の2日間、「持続可能な社会・地域づくりのための学びあいフォーラム」(以下:学びあいフォーラム)をJICA東京で開催しました。

フェーズ1~4の4段階に分けて開催される本フォーラムは、「持続可能な社会・地域づくり」を目指す全国のさまざまな地域の団体が集まって、1年を通して「地域間での学びあい」をおこない、その学びを「地域内の学びあい」にもつなげていこうという取り組みです。

今年度のパートナー団体は、大牟田市社会福祉協議会(福岡)、とよなかESDネットワーク(大阪)、にいがたNGOネットワーク国際教育研究会(新潟)、八王子市民のがっこう「まなび・つなぐ広場」(東京)、IVYyouth(山形)の5団体が参加しています。

また学びのコーディネーターとして、阿部眞理子(IVY)、上條直美(DEAR)、佐藤友紀(DEAR大阪)、椿原恵(コミュニティコミュニケーション・サポートセンター)、西あい(DEAR事業コーディネーター)、山西優二(早稲田大学)、DEAR事務局も参加しています。

フェーズ1の今回は、
  1. パートナー団体による地域でのとりくみが「持続可能な開発のための学びあいのコーディネーション」であることの理解
  2. 「開発」、「参加」、「持続可能性」というキーワードについて各団体の地域の現状に即して考える
  3. 「持続可能な地域・社会」の具体的なあり方を考え評価指標を考えるスキルを身につける
の3点を目標にワークショップ形式で進行しました。

1日目。はじめに、各団体のこれまでの取り組みを紹介する「エピソードトーク」をおこないました。昨年度の学びあいフォーラムにも参加した団体からは変化の軌跡を、初参加の団体からは自団体の活動経緯や現状を紹介してもらいました。


その後、ワークショップ「豊かさと開発」を通して、「豊かさ」という言葉の多義性と、地域での学びのコーディネートには多様な価値観を持つ人々の存在に目をむけて考える必要があることなどを考えます。


夕食後にはそれぞれが持ち寄った団体紹介シートを基にして、N(自然・環境)、E(経済)、W(意思決定)、S(社会)の4つの視点から活動を見直す「コンパス分析」を行いました。他団体のメンバーからのコメントをもらうことで新たな視点に気付く参加者。


2日目は、自分たちの地域における「持続可能な地域・社会」の具体化と、そこに向かっていくための評価軸(指標)づくりを行いました。各団体のミッションの達成には「誰が/何が」「どのような状態」になっているのが望ましいか。その状態の実現を「何で測るのか」。色分けした付箋で書き出していきました。


各団体間でお互いの計画にたくさんの後押し、意見、アドバイスが出され、今後の地域での活動に期待が膨らみました。これから各団が持ち帰った課題をどのように地域で実践していくのでしょうか。楽しみにしています。
(報告:高階)

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