聖心グローバルプラザ BE*hive(ビーハイブ)がオープンしました!

こんにちは!DEARの岩岡です。 

9月18日(月)、聖心女子大学4号館1階に展示・ワークショップスペースBE*hive(ビーハイブ)がオープンしました!


10月13日(金)・14日(土)には、オープニング記念イベントを実施し、学生や教職員、学校関係者など多くの方々にご来館いただきました。 DEARは、このBE*hiveの企画運営を担当しています。そこで今回は、そのBE*hiveについてご紹介したいと思います。

■BE*hiveとは

グローバル共生を実践するため、自ら「気づき、学び、行動する」創発の場です。展示やワークショップを通じて、世界のさまざまな現実や課題を知識だけでなく、五感で体得することができる空間です。

BE*hiveという名前には、特別な意味が込められています。ユネスコが「人間存在を深めるための学び(Learning to Be)」を提唱していること、そしてベトナム出身の仏教僧ティク・ナット・ハンが「共生」を“Interbeing”と表現していることから、BEE(ハチ)の代わりに“BE”を「存在する人間」として、そしてハチの巣“hive”でしっかりとした人間が育つことを期待して、BE*hive(人間存在が育まれる空間)としました。

■常設展示について

オープンから2019年3月までの最初のテーマは、「難民・避難民」です。その期間は、半年ごとに、小テーマを「日本にいる難民」、「中東の難民」、「アジアとアフリカの難民」に変え、それに対応した展示とワークショップを行います。

世界の難民・避難民の写真や、実際に使用していた生活用品などを展示しています。
日本に住む難民の方々のエピソードを紹介しています。
日本の難民認定制度とその課題に関する説明をしています。
映画鑑賞やワークショップも参加できます。
学生の活動を知り、今後の自分のアクションを考えることができます。
難民をテーマにした、芸術家によるアート作品もご覧になれます。

■特別展示について

BE*hive誕生特別企画として「無国籍者写真展 ‘NOWHERE PEOPLE : THE WORLD’S STATELESS」を同時に開催しています。UNHCR駐日事務所のご協力のもとに、聖心女子大学の有志の学生が、数あるグレッグ・コンスタンティン氏の作品の中から8枚を選び、展示しています。国籍を問わず「女性」に焦点を当てています。

■ワークショップについて

BE*hiveの展示による学びをより深めるため、さまざまなワークショップを用意しています。

DEARで毎月1回開催している開発教育入門講座も、10月以降はBE*hiveで行います。直近ですと、10月24日(火)に開発教育入門講座・特別編「援助する前に考えよう」をワークショップスペースにて実施します。国際協力に関心のある方、開発教育を知りたい方、実践したい方、アクティブラーニングに関心のある方、DEARの活動に参加してみたい方など…ぜひお気軽にお越しください!

■開館日・開館時間・場所など

詳細は、聖心女子大学グローバル共生研究所のホームページをご覧ください。

広尾駅の4番出口から徒歩1分で便利です
BE*hiveはまだオープンしたばかりですが、今後さまざまなワークショップやイベントを開催していく予定です。また、展示のテーマも時期によって変わっていきますので、ぜひホームページをチェックし、繰り返し訪れていただければと思います!

また、BE*hiveと同じ館内に、大地を守る会のこだわり野菜を使用したカフェレストラン「Café Jasmin」があります。BE*hiveを訪れた際、ランチやティータイムのご利用もおすすめです!

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、紛争や迫害で居住地を追われた難民・避難民が、2016年末時点で過去最高の推計6,560万人に上ったとする報告書を発表しました。
2017年1月~6月の日本における難民認定申請者は8,561人と過去最多、その一方で認定されたのはたったの3人です。

世界で、日本で「難民問題」が大きくなる中、この問題と向き合うきっかけとしてBE*hiveを活用し、アクションの第一歩としてもらえればと思います。

学校単位でも、グループ単位でも、もちろん個人でも、入場料無料でどなたでもお越しいただけます。たくさんの方のご来館をお待ちしています!
(報告:岩岡)

コメント