『基本アクティビティ集1-世界とのつながり』を体験&応用してみた!

こんにちは。DEAR事務局の八木です。
12月2日(土)に開催された「DEAR35周年記念フォーラム」の分科会で、出たばかりの新教材『開発教育基本アクティビティ集1-世界とのつながり』をご紹介しました。


この教材には、準備が簡単で、45分でできる。そして、その後に様々なテーマにつなげて展開したり、応用したりしやすい。そんな、4つのアクティビティを掲載しています。‥ということで、参加者の方には、体験だけでなく、どう展開し・どう応用していくのかも考えてもらいました。

該当するコーナーに移動する皆さん

まずは、「部屋の四隅」から。質問に対して「はい/いいえ/どちらかといえば、はい/どちらかといえば、いいえ」の4つのコーナーに移動して回答する、「動くアンケート」のようなものです。まずは、定番の4択でやったあと、世界地図を見ながら7大陸=7択にして、実施してみました。

「気になる地域」で分かれたあと、「なぜ、ここに?」とインタビューをします。

続いて、「グローバル・ビンゴ」です。これは、9つのセルに書かれた9つの質問をしながら、できるだけ多くの方と、いろんな話をしてみること、そして、自分のことを話すことを目的にしたゲームです。自分と世界のつながりを意識できるような質問を揃えているので「グローバル・ビンゴ」という名前にしています。

まずは、誰かとペアになって、自己紹介。その後、シートの中から、交互にひとつずつ質問をします。

相手の名前と答えを自分のシートに書いていきます。

終わったら、それぞれ別の方を探してペアになります。タテ・ヨコ・ナナメにセルを埋めて、ビンゴをつくろう!

わいわい、がやがやと場が温まり、みなさんすっかり打ち解けあっていい雰囲気になったところで、ここからは「応用編」です!やったばかりの「グローバル・ビンゴ」を参考に、テーマを変えた「○○ビンゴ」をグループで話し合いながら作ってもらいます。以下の、ビンゴづくりのポイントさえ心がければ、「いい質問」が入ったビンゴをつくることができます。
  • 相手のことを知ることができる
  • 自分のことを伝えることができる
  • 答えがひとつではなく複数ある(知識を問う質問はNG)
  • プライバシーに踏み込み過ぎない
  • (そのほかにもありますが、教材をご参照ください)
はじめは「難しいなぁ‥」と唸っていましたが、グループで話し合うとどんどん意見が出てきて、順調にビンゴができていきました。

こちらは「動物ビンゴ」に決定!質問を考えています。

こちらは「自己紹介ビンゴ」を作成中。たのしそう!

4グループありましたが、なんと、4グループとも、ビンゴシートを完成させることができました!できたのは「動物ビンゴ」「健康ビンゴ」「食べ物ビンゴ」「自己紹介ビンゴ」です。「動物ビンゴ」では「何の動物を食べるのが好きですか?」「あなたを動物に例えるとなんですか?」「印象的な動物との出来事は?」など、ユニークが質問が並び、会場からも「おー!」「すごい!」と歓声があがっていました。

対象者やその後に展開するテーマに合わせて、応用して実施することの面白さを感じてもらえたようです。教材にも、応用や展開のヒントを掲載していますので、参考にしてください。

最後に、「世界一周旅行ゲーム」を実施しました。これは、7つの国の「国名」「あいさつ」「食べ物」「輸出入品」が書かれたカードを集めながら、世界一周旅行のシミュレーションをするゲーム。正解するとパスポートにスタンプを押してもらえるので、「もっとスタンプを集めたい!」と、部屋の中を元気に動き回るアクティブなものです。


参加者の皆さんは、大人だったため、けっこうあっという間に全員が世界一周を達成!グループに戻り感想を話し合いました。

さて、ここでも「応用編」を考えましょう!「あいさつ」「食べ物」「輸出入品」以外で、このゲームのカードにできそうなお題を考えてもらいました。さっそく、参加者の方から「この国は、これだ、というのを限定してしまうと、ステレオタイプにつながってしまうのでは?」という意見が出ました。まさに、その通り!そのあたりも考慮しつつ、グループで話し合いをしてもらったところ、こんなアイデアが出ました。
  • イラストではなく写真を使う
  • 家の中や外、街並みの様子、服装
  • ありがとう、さようなら、といった言葉
  • 数字(1、2、3)
  • 音楽や踊り
  • お金の単位
  • エネルギー使用量
  • 学校の制度や教科
また、このゲームの後、どのように展開するかについても話し合いました。
  • 石油→日本に輸入された後どう使われているか調べる
  • 花や服(綿花)→誰が作っているのか調べる
  • SDGsのゴールと全て関連がある。人権、作る責任・使う責任について考える
  • 食べ物から文化の違いや多様性を学ぶ
  • 興味をもった国や地域を詳しく調べて寸劇などで発表する
最後に、アンケートから参加者の感想をご紹介します。
  • アクティビティの体験だけでなくどう学校等で深められるかやアレンジのしかたをみんなで考えられたことが有意義でした!
  • 開発教育よりも、グローバルな視点をもつための導入のワークショップだなと感じました。ここからどうやって開発教育へつなげられるかということを話し合う時間があって良かったです。
  • どんな世代の人も参加できるワークショップを3つも体験でき、さらに参加者同士で深められてよかったです。
  • はじめて出会った人とも、楽しく学べるわかり易い。また深い教材で基で学ぶことができることはすばらしい。多様な意見を聞くことができ自身の伸びるきっかけとなる。
  • 基本的なアクティビティ体験を通して学ぶことができ、内容も方法もまず理解できました。さらに、応用的な使い方や、用いる際の注意などについて、参加者の皆様と意見交換でき自身がとりくむ時のヒント、参考になることをたくさん知ることができ、大変有意義でした。
  • 今回初めて開発教育を体験したが、楽しめる内容で学習スピードも上がると感じた。この教育をきっかけに世界に興味を持つ人が増えれば平和につながっていくと感じた。

参考になるアイデアばかりで、皆さん、せっせとメモをとったり、他のグループのつくったシートを写真に撮ったりしている姿が印象的でした。わたしも、とても勉強になりました。ありがとうございます!
(報告:八木)

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